
皆様、こんにちは。井上久恵です。
弊社は横浜中華街に近いところに店舗を構えております。
先日日付が変わる頃に、横浜中華街を歩いていました。
突然、パンパンパンパンと乾いた、ものスゴイ爆音が通りに鳴り響きました。
「何事っ?!発砲事件??!!」と私の小さな心臓は震え上がりました。
人影は見えず、それがさらに恐怖を増大させます。
またすぐに別のところでパンパンパンパンと爆音が聞こえました。
聞きなれない音に耳を塞ぎました。
中華街には『横浜中華学院』という学校があります。
普段は閉門しているのですが、その日は開門していて、深夜にも関わらず警備員が立っていました。
その門の先から何やら賑々しい音楽が聞こえてきます。
何かイベントをやっているのかもしれないと気付き、入ってみることにしました。
勘の良い方はもうお気付きでしょう。
そうです、この日は中国の旧正月を迎えた日だったのです。
中では、中国の獅子舞が音に合わせて何体も踊っていました。(ライオン・ダンスと言うそうです)
多国籍な見物客が周りに沢山いました。
私は中国の獅子舞を見たのはこの日が初めてだったので、衝撃的でした。
首が伸びたり、見物客の頭を噛み付いたり、派手な電飾を付けた獅子舞もいて、全てに驚きました。
近くに寄ってきて私も頭を噛まれそうになったのですが、怖くてつい逃げてしまいました。
後から調べてみると、獅子舞には「悪魔払いや飢饉や疫病を追い払う意味が込められている」ことが分かり、
逃げてしまったことを激しく後悔…。
また先程のパンパンという音は爆竹だという事も分かりました。
中国では魔除けの意味があるそうです。
だから「これでもか、これでもか」と、鳴らし続けるのですね。
(私は爆竹の音を聞いたのが初めてのだったので、やっぱり怖い…。)
また歩みを進めると、関帝廟では初詣らしき人々が深夜にも関わらず列を作っていました。
「地元の人より観光客の方が、店や地域をよく知っている」と言いますが、本当にその通りだなと思いました。
皆様も機会があれば、横浜中華街の旧正月を楽しんでみてはいかがでしょう。