
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
先日、昨年11月にマンションをご購入頂いたお客様から、
久しぶりにお電話を頂きました。
内容は、前所有者様の荷物が残っているとのことでした。
「マンションの消防点検があり、バルコニーの避難のところが
収納になっていて荷物が残っている」といわれましたが、
私には何のことなのかさっぱりわかりませんでした。
こちらのマンションは、リノベーションされたお部屋で、売主は不動産業者でした。
お客様は売主業者に連絡をしたそうですが、ちょうど定休だったため、私に連絡がきました。
お電話では状況が把握できなかったため、すぐに現地へ向かいました。
「バルコニーに収納?どういうことだろう?」と、不思議に思いながらもお客様のお宅を訪問しました。
実際に現地を拝見してビックリ。下階への避難ハッチだと思っていたバルコニーの床部分が
実は収納庫だったのです。その収納庫には工具類などの荷物がたくさん入っていました。
さすがにこの場所だと、一度しまったら忘れてしまうかも知れません。
お客様と「タイムカプセルにちょうどいいかも知れませんね。」と笑い話をしながら、現状を写真に収め
確認いたしました。先方には休み明けに連絡をし、収納庫の荷物を撤去頂くよう手配いたします。
私は今まで、マンションのバルコニーの床には、避難ハッチ以外はありえないと思っていました。
まさか収納になっているとは夢にも思いませんでした。
帰社後、代表に報告したところ「ということはその収納の深さの分、バルコニーの床は掃出し窓の高さと
同じくらいまで上げているのかしら?」との見解。
私は収納なんだと目を丸くしただけでしたが、さすが建築にも詳しい代表は着目点が違う!と
心の中で思いました。
仲介担当者の立場として、引渡し前のチェックの際に、思い込みで確認を怠った事は事実です。
大いに反省すべき点であり、今後は注意をして確認すべき項目でもあります。
まさかと思う経験でしたが、ひとつまた勉強になりました。
不動産業界は本当に奥が深く、一生勉強を続けなくてはならない業界だと改めて感じました。
記念にその写真を添付させて頂きます。
マンションにお住まいの皆様、ご自宅のバルコニーにも、もしかしたら床下収納があるかもしれませんよ。
確認してみてください。