2016年02月09日
営業活動日記 「バルコニーの床下収納」

皆様、こんにちは。山口幸夫です。

先日、昨年11月にマンションをご購入頂いたお客様から、
久しぶりにお電話を頂きました。
内容は、前所有者様の荷物が残っているとのことでした。
「マンションの消防点検があり、バルコニーの避難のところが
収納になっていて荷物が残っている」といわれましたが、
私には何のことなのかさっぱりわかりませんでした。

こちらのマンションは、リノベーションされたお部屋で、売主は不動産業者でした。
お客様は売主業者に連絡をしたそうですが、ちょうど定休だったため、私に連絡がきました。
お電話では状況が把握できなかったため、すぐに現地へ向かいました。


「バルコニーに収納?どういうことだろう?」と、不思議に思いながらもお客様のお宅を訪問しました。
実際に現地を拝見してビックリ。下階への避難ハッチだと思っていたバルコニーの床部分が
実は収納庫だったのです。その収納庫には工具類などの荷物がたくさん入っていました。
さすがにこの場所だと、一度しまったら忘れてしまうかも知れません。
お客様と「タイムカプセルにちょうどいいかも知れませんね。」と笑い話をしながら、現状を写真に収め
確認いたしました。先方には休み明けに連絡をし、収納庫の荷物を撤去頂くよう手配いたします。

私は今まで、マンションのバルコニーの床には、避難ハッチ以外はありえないと思っていました。
まさか収納になっているとは夢にも思いませんでした。

帰社後、代表に報告したところ「ということはその収納の深さの分、バルコニーの床は掃出し窓の高さと
同じくらいまで上げているのかしら?」との見解。
私は収納なんだと目を丸くしただけでしたが、さすが建築にも詳しい代表は着目点が違う!と
心の中で思いました。

仲介担当者の立場として、引渡し前のチェックの際に、思い込みで確認を怠った事は事実です。
大いに反省すべき点であり、今後は注意をして確認すべき項目でもあります。
まさかと思う経験でしたが、ひとつまた勉強になりました。
不動産業界は本当に奥が深く、一生勉強を続けなくてはならない業界だと改めて感じました。

記念にその写真を添付させて頂きます。

マンションにお住まいの皆様、ご自宅のバルコニーにも、もしかしたら床下収納があるかもしれませんよ。
確認してみてください。

 

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