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皆様、こんにちは。井上久恵です。
前回に引き続き、『確定申告(医療費控除)の巻』後編です。
国税庁のHPでは、『確定申告書等作成コーナー』というページから、
申告書の作成を行うことが出来ます。
その手続きが終盤に近付くと、バン!と還付金額が表示される仕組みになっています。
支払った医療費に対して還付される金額はほんのわずか・・・。
それを見たときの私のポカンとした顔。「これだけ・・・」
この金額の為に申告書を提出するかしないか、正直少しためらってしまいました。
実は去年、申告書の提出先を間違えてしまいました。
主人が動いていたのですが、間違えた場所を教えて後で怒られたことを覚えています。
「今年は間違えず、出来れば1回で済ますぞ」と気持ちを改め、
まずは税務署に確認の電話を入れました。
医療費控除を申告するときは、領収証も一緒に提出します。
一部の領収証だけ返してほしかったので、そういった融通が利くのかも一緒に確認しました。
「相談・受付を行っている特設会場では対応出来る可能がある」という回答を頂き、
特設会場に行くことに決めました。
休みの日を利用し、先日提出しに行って参りました。
受付が開始されまだ日も経っていなかったからか、予想に反し会場は空いていました。
※所得税及び復興特別所得税・贈与税は3月15日(火)まで、
個人事業者の消費税・地方消費税は3月31日(木)までです
「提出」の列に並び、すぐに順番が回ってきました。
領収証の一部を返してほしいことを係りの方に伝えると、奥からビシっとスーツを着た男性が現れ、
私の申告書と領収証の束を持って別のテーブルで作業し始めました。
「もしかして税務署の、申告書に精通している方かな?」と気付き作業を遠目で見ていると、
私の領収証と申告書(医療費集計フォーム)を一つ一つ確認しているようです。
ドキドキドキ・・・
「これは申告出来ません」「これは受付できません」と撥ねられるものがあったらどうしよう、
また作り直しになるのかな、還付金がさらに減るのかななど考えると、緊張が高まりました。
結局「はい、全て確認しましたので領収証はお返しします」と言って領収証を全て返してくれました。
また申告書にも受領印を押して頂き、今年の手続きは無事完了しました。(一度で済んだ!)
申告書は印刷時に提出用と控用が出てきますが、私は提出用しか持っていきませんでした。
この受領印は控えにも押して頂けるようなので、皆様は控用もお忘れなくお持ちください。
今回さらに初めて知ったことがあります。
①領収証がなくても、医療機関までの交通費を申告できること
②薬局で買った風邪薬なども申告できること
③年収によっては医療費が10万円を超えなくても申告できること
これらは、申告書の作成途中に知ったので、交通費は分かる範囲内で私も申告しました。
風邪は引いていないので薬局で薬を買った記憶はありませんが、市販薬も対象になることを次は忘れません。
今回私は1件1件が高額であったため、作成所要時間は2時間で済みましたが、
慣れていないことも含めると、やはり時間に余裕を持った行動をお勧めします。
皆様も時間と締切には十分お気を付けください!