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皆様、こんにちは。山口幸夫です。
日銀の「マイナス金利政策」が、2月16日にいよいよ始まりました。
世の中の金回りをよくし、「投資や消費を刺激する」(黒田東彦総裁)ことが
狙いの今回の政策。すでに住宅ローンや貸し出しの金利を引き下げる銀行が
相次いでますが、預金金利の低下や資産運用難などの影響も出始めております。
同日の短期金融市場では、金融機関が資金の貸し借りをする無担保コール翌日物の金利が急低下し、
0%をつけました。
1月末のマイナス金利導入決定後から、短期の国債利回りがマイナス金利となり、
その拡大は2月9日まで続き、とうとう長期国債の代表的な指標である新発10年債利回りは
9日にマイナスに陥りました。
この長期金利のマイナスはスイスに続き、歴史上2例目となる資本主義経済の中で稀にみる
歴史的な瞬間であったとのことです。
この金利の急落を受け、三井住友銀行は16日、10年固定型住宅ローンの最優遇金利を
過去最低の年0.9%に設定しました。
みずほ銀行は、企業向け融資の目安となる長期プライムレート(優遇貸出金利)を
10日に過去最低の年1.0%に下げました。
一方、ゆうちょ銀行は22日に売り出す予定だった投資信託について、
「安定した運用が難しくなった」として、販売を取りやめることを発表しました。
銀行の収益悪化も懸念されており、米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズの試算では、
銀行の本業の儲けを示す業務純益は大手銀行で8%、地方銀行で15%減ると試算しております。
銀行の体力が落ちれば、融資に消極的になるとの見方もありますが、今のところ日本においては
金融機関数が極めて多いことと、住宅ローン獲得競争が激化しているのが現状であります。
今日はマイナス金利政策がスタートしてからの住宅ローン金利の動向についてお伝えします。
端的にお伝えすると、マイナス金利政策により、住宅ローン金利は早速プラスの影響が出ております。
来月の各銀行の店頭表示固定金利は、過去最低を更新するのではと言われております。
変動金利においては、りそな銀行が思いきった金利引き下げを行いました。
Web専用の商品ですが0.569%というネット銀行以上の低金利としております。
2月も下旬となりましたが、お住替えで不動産購入をお考えのお客様には
今回のマイナス金利政策による住宅ローン金利の低下は強力な後押しといえます。
しかし最も大切なことは、ご家族皆様が納得のいくお家を購入されることです。
お家の購入をお考えでしたら、是非お気軽にご相談ください!
この低金利を活かしながら、最良のお住い探しをお手伝いさせて頂きます。