
皆様、こんにちは。井上久恵です。
先週のこと。代表がお客様訪問を終え、会社に戻ってきました。
「ちょっと聞いてくれるー?!」と興奮した様子で、しかし顔は笑っています。
その日代表は、横浜市戸塚区にお住いのお客様の元に、査定報告に伺いました。
車で出掛け、お客様のお宅の近くにあるコインパーキングに車を停めたそうです。
そのパーキングの看板には、『500円/24時間』と大きく書かれていたとのこと。
皆様はこう書かれていたら、この文字の意味をどう捉えますか?
横浜市の中心地、特に弊社がある中区、西区の時間貸駐車料は所により1時間600円します。
そして一般的に、都市の中心地を離れれば離れるほど、駐車料金は安くなるか無料だったりします。
横浜の中心地から少し離れた戸塚区で、かつ駐車場が少ない閑静な住宅地の中ですから尚更、
1時間500円の駐車料金であれば、「少し高いけどまあ仕方ないか」くらいには思い、特に違和感を感じません。
ですから、代表はこの看板を『24時間どの時間帯でも1時間500円』だと考え、1時間ごとに500円払った訳です。
が、訪問が終わり、落ち着いたところで出てきたレシートをゆっくり見ていると、
徐々に嫌な予感がしてきたそうです。
もうお分かりですか?
この駐車場は、500円で24時間停め続けることが出来た駐車場だったのです。
本来500円で良かったところ、それ以上にお金を投入してしまった代表。
駐車場の看板に書かれていた管理会社に「どうせ言っても無駄だろう」と思いながらも電話を掛けたそうです。
代表の想像通り「返金は出来ない」と断られたようですが、電話を受けた担当者の反応から、
同じような問い合わせがあるのが窺えたそうです。
「それだったら看板の表記を変えるべきでは?」と、代表から話を聞いた私の方が腹を立ててしまいました。
「まさか横浜市内で、24時間500円という低額で停め続けられる訳がない」という思い込みは、
代表だけでなく、たまに車を運転する私や営業車を運転する店長も同じように感じました。
思い込みの危うさ、こういう駐車場があるのだということを全員で学んだ日なのでした。