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皆様、こんにちは。西村友里です。
先日、賃貸借契約を締結するため、お客様とご一緒に、
ご契約場所の渋谷まで行って参りました。
土曜日だったこともあり、渋谷はいつも以上に人で溢れており、
また、輪をかけて渋谷駅が新しくなり、非常にわかりにくくなったことで、
約束の時間に間に合うかどうか、途中心配になりながら歩きました。
お客様と一緒に他社を訪問し、契約を行うこと自体、すでに何十回も経験しておりますが、
今回ばかりは思わず心配になるような体験をしました。
お客様にご契約頂くお部屋の重要事項説明は、先方の担当者が行う予定でしたが、
急遽、担当者がお客様の案内で外出されたそうで、管理会社の店長さんが代わりに
対応してくださいました。
重要事項説明は、「宅地建物取引士」の免許を持っている人しか説明ができません。
そのため、宅地建物取引士の免許を持っていない私が言える立場ではありませんが、
弊社では必ず、重要事項説明書に記載されている内容を一つ一つ丁寧にお客様と
読み合わせをしながら、説明をさせて頂きますが、こちらの店長さんは所々しか説明せず、
かなりの文章を省略しておりました。
時期的に忙しいのは分かりますし、日々行っている業務なので、省いて説明をしても
問題ないと思っているのかも知れませんが、お客様は一般の方ですので、
主だった所々の説明では理解ができず不安だと思います。
また、一つの書面を説明し終わる度に私に向かって、「これで良いですかね?」と
心配そうな顔で聞いてきます。さすがに「ここはとても重要だと思います。」と言って、
私からお客様に説明をさせて頂くこともしばしばありました。
普段、弊社代表や店長の重要事項説明を隣で聞いている私ですので、こちらの店長さんよりは
きちんと説明はできるという自信があります。
結果的には、お客様には十分ご理解を頂き、無事に笑顔で契約を終えることができましたが、
私の気持ちは不完全燃焼です。
「店長ともあろう人がこんな説明しかできなくて、この会社は大丈夫なのか」と勝手な心配をしてしまいました。
この出来事を弊社代表と会長に報告をしたところ、
「きちんとした説明ができない人は、自分が理解をしていないから、お客様から何か質問されたら困ると
思い説明をしたくないのだ。自信と知識が無いから説明を省いても大丈夫だと安易に思っているのだ。」と
教えて頂きました。
宅地建物取引士は、不動産の勉強をしなければ取れない資格です。
たとえ資格を持っていても、それが即実務につながる簡単な仕事ではありません。
弊社にも過去に安易な考えの人達が大勢入社してきましたが、甘い考えの人は結局長続きはしませんでした。
楽してお金儲けをしようなどと思っている欲深い人に、お客様の大切な財産の管理などができるわけは
ないのです。
重要事項説明書に記載されている内容は、お客様から質問された場合に、
的確に答えられなければ意味がありません。
ただ読めば良いという考えではなく、意味を理解して説明できなければならないのです。
私は今回のような肩書きだけの担当者にならないよう、資格も持っていなくてもしっかり学んで
きちんとした説明ができる営業担当者を目指します。
・・・次回に続きます。