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皆様、こんにちは。山口幸夫です。
今日は少し愚痴のような話になりますが、
市役所の担当者とのやり取りについてお届け致します。
昨日、川崎市内の土地の調査のために川崎市役所へ行って参りました。
調査対象地は、昭和50年に開発分譲された全12区画の分譲地で、
開発道路(位置指定道路)も造られています。
私はその位置指定道路のことで建築審査課に行って参りました。
文章ではなかなか表現が難しいのですが、その位置指定道路の終端位置についての確認を目的として
建築審査課の窓口に行きました。対応してくれたのは女性の担当者でした。
そもそもその道路部分は、12区画の所有者全員が関係する道路(私道)で、
いわゆる12区画の所有者の私道です。
それぞれの所有者が持分を持っており、登記上も公衆用道路となっています。
しかし、その位置指定道路の範囲は、その私道の途中までなので
建築基準法上の道路とみなされるのは、当然ながら私道の途中までの範囲です。
これにより奥の2区画の所有者は、ご自身の所有地が建築基準法上の道路に
面していないことになります。道路に面していないとなると建物の建て替えができず、
土地の評価が下がります。所有者にとっては大きな問題です。
このことから、弊社が依頼されている売却物件についても建築上の制限を受ける可能性が
あるため、役所の担当者に質問を投げ掛けたのですが、話がかみ合わないというか
心を寄せ付けないというか・・・。
完全に愚痴になりますが、なぜ役所の仕事はあんなに淡々としたものなのかと、イライラしてきます。
私としては、「現状は完全な道路として使っているのに、建築基準法上の道路としては
約4.3mも短くなっているというのは、もったいないことですね。」という人心というか
こちらの気持ちくらいは分かってほしかったのですが、
「位置指定道路として確定しているのでこれが全てです。これ以外にお答えしようがありません。」と、
一辺倒な冷たい回答に腹が立って仕方がありませんでした。
言っていることは理解はしますが、ぜめて「本当にそうですね。当時の開発申請がこのように出されて
確定してしまっているので、私共もこれ以上の対応はできないのです。」等と案に致しかたが無いという
姿勢くらい見せてくれれば、こちらも気持ちの整理がついたのですが。
見方を変えれば、彼らは自身の部署での業務対応のみに徹しています。
他部署の管轄事項となる質問には一切答えず、その部署を案内するのみです。
これはお役所仕事の真骨頂といえます。
弊社の代表は私たちにいつも言いますが、
「自分の得意とする引出しをたくさん持つことで、お客様に様々な提案をすることが出来る。
またお客様からの質問にしっかりと答えられるように、一生勉強なのだ。」と。
役所の対応と全く真逆のことになります。
ここに真のサービスとは何かがしっかり見えてきます。
イライラの役所調査でしたが、反面教師として悪いサービスを目の当りに出来たことを
自身の成長につなげて参ります。