2016年03月19日
営業活動日記 「マンション購入 新築VS中古」

皆様、こんにちは。山口幸夫です。

今日はマンション購入において、中古マンションと新築マンションの
どちらが良いかという話をさせて頂きます。

昨日、中古マンションの売買契約がございました。
購入されたお客様は4人家族で、奥様は新築マンション派でした。

一般的にどこのご家庭でも、お住まいの購入においては、奥様のご意見が最優先されるお宅が
多く見受けられます。家にいる時間が奥様のほうが長く、ご主人様は家に寝るために帰ってくるだけ
というご家庭が多いからのようです。私も耳の痛い話ですが・・・。

水廻りの導線やキッチンの使い勝手、洗濯物を干す場所など、普段の生活の中でとても重要となる点が
多いことを考えれば、奥様のご意見が最優先されるのは当然のことと言えます
逆にご主人様にとっては、仕事を重要視される方が多いため、駅からの距離や通勤時間にどれくらいの
時間を要するのかを重要なポイントとして挙げるお客様が多く見受けられます。

今回のお客様もまさに上記のような大枠の希望の中、2月頃からいくつかの新築マンションの
モデルルームをご覧になっていたようです。
そのような最中、私にマンション購入のご相談がまいりました。
結果的には、築6年の中古マンションをご購入頂きました。
ポイントは立地の良さから、将来性と資産価値の高さをご理解頂けたことです。
新築派だった奥様もご納得下さり、笑顔でご契約に至りました。


では、新築マンションと中古マンションの違いについて私なりの見解をお話致します。

「とにかく新しいものが良い」、「車も新車しか買ったことがない」
「人が使ったものは絶対に嫌だ」、このような方であれば、新築マンションを選択されたほうがよろしいかと
思います。しかし、上記のような「絶対に嫌だという強いこだわり」がなければ、私は断然中古マンションを
お薦め致します。

新築マンションを購入された際に、一番のデメリットとしてお伝えしたいことは、
間違いなく購入した価格より下がるということです。
例えば、購入後2~3年して売却をしなければならない場合、都心を中心に新築マンションの価格が
上昇しているため、新築時より高く売れたというケースも確かにあります。
しかし、一度購入して保存登記がされたら、その時点で中古マンションとなり、1割~2割位は価値が
下がります。
先ほど2~3年位での売却と書かせて頂きましたが、購入して2~3年の間で1~2割程の下落分を
カバーできる価格の上昇は考えにくいという訳です。

私が、お客様にマンション購入をご提案するときに常に考えていることは、売却をするときのことです。
「買う時に将来の売却を考える必要があるの?」、「私は一生そこに住むから売却はしない。」等の話が
出ますが、将来的なことなど誰しもわかりません。
急な転勤が生じたり、生活の変化などを理由にご自宅を手放すことになる可能性はどなたにもあります。
将来、売却しやすいマンションなのかどうかを考えることは、そのマンションの資産価値を考えるということにも
つながりますので、購入する上で非常に大切なことなのです。

街としてこれから活性化していく地域なのか、周辺に類似マンションがあるのか、
これから新築マンションがまだ建築される可能性が高い地域なのか等、
将来の価値を推し量る上ではとても重要なポイントです。
また、管理組合の活動がしっかりしているか(管理会社任せにしていないか、ちゃんとした管理会社なのかどうか等)、
長期修繕計画が立てられていることは大前提ですが、計画通りに修繕積立が進められているのかという点は、
そのマンションの資産価値を維持する上ではとても重要なことです。

中古マンションであれば、修繕積立金がどれほど貯まっているのか、これまで修繕計画に沿って実際どれだけの
修繕がされてきたのか等の実績を見ることが出来ます。
周辺地域に新しいマンションがどれだけ建築されているのかも、購入を判断する重要なポイントといえます。
中古マンションのほうが、購入を判断する重要なポイントが明確に見えることが大きなメリットであると言えます。
その点、新築マンションの場合は、管理組合活動など全てが新しいスタートですので、中古マンションに比べて
判断材料は少なくなります。

将来、売却するときの資産価値を量ることを大切にしている私どもプロからすれば、
新築マンションか中古マンションかという点で比較すると、より正確な資産価値を量ることが出来る
中古マンションのほうが、胸を張ってお薦め出来ます。
決して新築マンションを買ってはいけないということではありません。
資産価値を量るというポイント部分に焦点を当てた場合は、中古マンションのほうがご安心頂けると
いうお話です。

マンションのご購入で何かお悩みのことがあれば、是非お気軽にご相談ください。
プロとしての目線から、様々なアドバイス・ご提案が出来ると思います。

 

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