
皆様、こんにちは。西村友里です。
3月26日(土)は「横浜市倫理法人会モーニングセミナー」に
参加して参りました。
不動産市場は繁忙期の為、なかなか参加する機会がなかったのですが、
弊社代表宛に倫理法人会会長からお誘いがあったため、
久しぶりに社員全員で参加致しました。
毎週、講話をしてくださる先生が変わるので、それも楽しみのひとつです。
今回のセミナー講師は、関内駅南口から徒歩5分の場所で空手道場を開いている
「少林寺流空手道錬心館 関東地区本部 武道空手 今井道場」の錬士五段、今井実師範でした。
テーマは『何故生きる、どう生きる』
実は、私は中学校時代に部活で柔道を3年間習っておりましたので、
武道のスペシャリストの方がどのようなお話をしてくださるのかとても楽しみにしておりました。
空手道は「空」=「天」、「手」=「己」、「道」=「地」という意味として捉えることが出来、
肌の色や目の色等が違っても同じ“人間”であり、学びなくして進化・成長はないと
いつも今井師範は思われているそうです。
今井師範が道場を開いたきっかけは、生まれ育った横浜で何かをやりたい、役に立ちたいと思い、
お金は無いが気合だけで、関内の一等地をワンフロア貸切って始められたとのことでした。
普通はいろんな場所に生徒がいるので、一つにまとめる為に道場を開くそうですが、
師範は0からのスタートで始められました。
「家族の前では強がってみせ、やる気はありましたが本当は不安でいっぱいでした。」と
当時を振り返っておられました。
50坪もある広い道場を初めから借りたのには理由があります。
自分が逃げ出さないようにするための意識づけと、自分の弱さや狡さを知っているからだそうです。
今では440名の門下生が集まり、1箇所にこれだけの門下生がいる道場は他にはないと言われるほど、
大きな道場に成長しました。
お金儲けの為にやっているのではなく、空手で二つのことを門下生に教える為にやっているとのことです。
その一つ目が「礼の心と作法」、二つ目が「護身術」です。
感謝の気持ちは、きちんと言葉にして相手の目を見て、姿勢を正して言うことが大事であり、
まずは自分が生きて周りの人を守るということが大事であるということを、今回のセミナーで教わりました。
よく言葉に出さなくても分かるという人がいますが、言葉に出して伝えなければ相手には伝わりません。
私も言葉足らずなので、耳の痛いお話でしたが、今後は気を付けて参ります。
また、今井師範は自分が出来ているわけではなく、こうでありたいという気持ちで、
以下の「心得」を書いたとおっしゃっておりました。
「心 得」
思う通りに行かないのが世の中 前を向いて生きるのが人生
何があっても立ち上り その度に 自分だけでなく
周りの人々もさらに幸せになれる 知恵を生み出す
その為の 気力 体力を養うのが挙行
人と社会と己を常に返り観て
思う程度を広く 高く 上げて行く事が挙学
一つ己の責として 一つ成長する
苦難を 自己研磨の糧と喜び 立ち向い
全ても完璧に受け捌き 時に打たねばならぬ
事あれば それは 活人挙でなければならない
それに達する為 和合養心を 根底にもって
行う修行こそ我らが 歩む人間形成の空手道なり
己が食う事のみにとらわれ 生きることは畜生でもする
夢の無い所に夢を 希望の無い所に希望を
己の働きや行いが 百年先に生きる者の
豊かさの支えになる事を夢見想い勤める様こそ
武徳であり 現代の武士道である
パワー溢れる内容です。
これを読むと元気が出ます。
百年先に生きる方たちの為に、一日一日を大切にして参ります。