2016年03月31日
営業活動日記 「住宅ローン金利の最新動向」

皆様、こんにちは。山口幸夫です。

日銀のマイナス金利導入により、住宅ローンについてお伝えしておりますが
今日は最も動向が気にされていた4月の住宅ローン金利について、お届けいたします。

3月は全ての銀行が、固定金利の店頭表示金利を大きく下げました。
日銀・黒田バズーカの切り札と言っても良いマイナス金利の導入で、
住宅ローンの金利を大きく左右する「長期金利(10年物日本国債)」が低下した結果、
これ以上は下がる余地がないと言われていた住宅ローン金利が更に低下しました。


固定金利の動きは、概ね1~2ヶ月毎に上下の変動を繰り返す傾向があるため、
4月は反動で金利は上昇するという予想と、引き続き下落するという予想で意見が割れていました。
また、変動金利も4月に下がるのではないかという憶測も出ていました。

結果としましては、変動金利の店頭表示は変更ございませんでした。
引き続き、2.475%となっております。
固定金利の10年固定で見ると、大手4行(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行)は
軒並み、0.05%~0.1%引き上げしました。
一方でソニー銀行などのネット系銀行などは、引き続き固定金利を引き下げております。
フラット35の取扱い実績が最も高いアルヒ株式会社は、フラット35の21年以上の金利設定が1.19%と
史上最低金利を更新しました。
信用金庫なども含めて、各銀行の住宅ローンの金利優遇競争は引き続き激化しています。


金利が上昇する要素が見えない状況から、この低金利はしばらく続くものと思われます。
個人的な意見としては、変動金利の利用がよいのではないかと思います。
今はどこの銀行でも変動金利から固定金利への切り替えは、手数料等は不要で出来るようになっています。
いつまでも確定した固定の支払いをすることで安心出来るという方であれば、
固定金利を選択されれば良いと思います。
ネット銀行の10年固定の金利は1%を切っています。


いずれにしても住宅ローンを組むには、絶好のタイミングであることは明確です。
以前もこの日記に書かせて頂きましたが、8年前のリーマンショック前に住宅ローンを組んだ私は
銀行担当者の「金利が上昇していきますから」という言葉を信じて2.1%の10年固定を選んでしまいました…。
変動金利を選んでおけば良かったと、振り返れば分かるものです。
当時の変動金利は2.625%でした。
変動金利の動向を振り返ると、1998年頃に2.375%まで下げてそこから10年近く維持していました。
ミニバブルを背景に上昇して2.625%まで上がり、そこからまた下落して現在の2.475%になりました。
現在の2.475%の状態は、もう7年以上続いています。

私たちは、住宅ローンの取り組みにおいて金利の動向は、当然のことながら常に気にしてみています。
住宅ローンのことで何か分からないことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
但し、自分自身が失敗している位ですので、金利動向の将来のことを聞かれても、
「未来は誰にも分かりません。」とお答えさせて頂きます。


 

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