
皆様、こんにちは。西村友里です。
昨日は会社の定休日でしたので、弊社代表の愛車に乗せて頂き、
山梨県笛吹市の春の一大イベント「桃源郷春まつり」の桃の花を
見に行ってまいりました。
春はたくさんの花が一斉に咲くため、可憐な花々を見ているだけでも
何気ない普段の景色がパッと明るくなり心が和みます。
寒くもなく暑くもなく過ごしやすいこの季節が、私は一番好きです。
先月末は桜の下でのお花見。
今回は辺り一面に広がる見事な桃の花。
実は一年前から、代表の提案で「行ってみたい」と話には出ていましたが、
昨年は時期を過ぎており、花より葉のほうが多くなっていたので断念しました。
まさに一年越しに願いが成就しました!
5名で行ってきましたが、メンバーの中に自他ともに認める「雨女の先輩」がいたため、
1週間前から天気を心配していました。
しかし、おかげさまで晴天に恵まれ、風もない穏やかで春の陽だまりのような暖かい一日でした。
日頃の行いの良さでしょうか、桃の花だけでなく、ちょうど満開の桜の花も見ることが出来ました。
笛吹市は、さすが「日本一の桃の里」といわれるだけあり、広大な範囲にわたり桃畑が広がっています。
どの道を通っても、辺り一面濃いピンク色の桃の花を両サイドに見ることができるため、
まさに桃街道です。
桃の花で感動した一行は、先ずは甲州市指定天然記念物の慈雲寺へ向かいました。
推定樹齢300年といわれる「糸桜」を鑑賞するためです。
慈雲寺は、5,000円札の樋口一葉の文学碑があることでも知られており、樋口一葉の銅像がありました。
樋口一葉の両親がこの地の出身で、幼少時に慈雲寺の寺子屋に通っていたそうです。
糸桜はまさに圧巻でした。老木の桜の枝が地面擦れ擦れまで下がっていて、中に足を踏み入れてみると
桜の花に包まれて穏やかで贅沢な気持ちになりました。ここでもまた感動です。
次に慈源寺から徒歩10分のところにある「周林寺」というお寺に行きました。こちらは枝垂れ桜が有名です。
寺から寺への道のりには、鮮明な黄色の菜の花やタンポポ、可愛らしいつくしやチューリップなど
春の花々が所狭しと咲いていて、周囲には甘い香りが漂っていました。
こちらの枝垂れ桜も糸桜に負けないくらい美しい桜で、樹齢約120年だそうです。
それぞれのお寺で、大変貴重な体験をすることが出来ました。
なかなかお天気と開花のタイミングに合わせることは難しいため、運が良かったとしかいえません。
この感動は実際に行った人しか味わえないので、この場にいられた私は幸せ者です。
行動に移さないと、この素晴らしいチャンスは味わえませんので。
次に葡萄工房ワイングラス館へ行きました。
様々なガラス工芸品が展示されているほか、ワインのラベルやデザインに富んだコルク等もあり、
何ともいえない素敵な空間のお店でした。
そろそろお腹も減ってきたので、もう一つのお目当てである
甲州名物の「ほうとう」を食べに行きました。
ほうとうには、かぼちゃやきのこ、ジャガイモやニンジンなど、野菜が盛りだくさん入っており、
もちもちした麺がとても美味しくて、出てきたときは一人でこんなに食べれるかなと心配でしたが、
あっという間に食べてしまいました。私の食べっぷりの良さに、さすがに先輩は引いていましたが・・。
そのほか、馬刺しや旬の山菜の天ぷら、ふき味噌などを単品で頂きました。
さすが甲斐の国。何を食べても美味しく、ここでもまた感動でした。
最後に「笛吹川フルーツ公園」へ行きました。
こちらも山の頂の広大な敷地に様々な建物が建っているため、敷地内を見学できるロードトレインに乗り
展望台がある丘の頂上付近まで乗って行きました。
これまたタイミングが良く、最終便に乗ることが出来ました。
本日は桃の花が満開だからという理由で、運転手のおじさんが普段通らない道まで走ってくださいました。
おじさんはとても朗らかで陽気な方で、皆を楽しませてくれました。
慣れているとはいえ、細い道やカーブを楽々と運転するテクニックはまさに神業です。
頂上では、富士山と眼下に桃の花のピンクで染まった笛吹市を一望でき、まさに絶景でした。
まるでピンクの芝桜が町中に植わっているような錯覚に陥るほど、街全体がピンク一色になっている光景は
本当に素晴らしかったです。
ちなみに展望台があるエリアには、足湯と「恋人の聖地」と呼ばれる場所があり、
ここから臨む夜景は、「新日本三大夜景」の一つに選ばれているそうです。
敷地内には富士屋ホテルがあるので、次回は富士屋ホテルに泊まり、夜景を観ることができたらと思います。
あっという間に一日が過ぎましたが、ひとつひとつが濃厚な時間で最高でした。
今日は昨日の天気が嘘のような冷たい雨が降っています。
皆で「昨日でよかったね。本当にラッキーだったね。」、そして「楽しかったね。きれいだったね」と余韻に
したっていました。
また一つ素敵な思い出が出来ました。
皆様も機会がありましたら、ぜひ山梨に遊びに行かれてみてください。