
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
現在来日中で、連日ニュースでも取り上げられている
「世界で一番貧しい大統領」として大変話題の「ホセ ムヒカ」さんについて
今日は取り上げさせて頂きました。
南米ウルグアイの前大統領で、数々の名言やスピーチを残されています。
何故、世界で一番貧しい元大統領と呼ばれているのか。
大統領の任期中、大統領公邸には住まず、自宅の農園で生活をされていたそうです。
また、国民と同レベルの生活水準にするために、給料の8割を福祉に寄付されていました。
ホセムヒカさんは、1935年にウルグアイの首都モンテビデオで生まれ、現在80才です。
家は貧困家庭で、家畜の世話や花を売ったりして家計を支えていました。
10代からゲリラ活動に従事し、4度も逮捕され、そのうち2度脱獄しております。
特に、1972年の逮捕では約13年もの間、収監され軍事政権側の人質として扱われていました。
出所後、ゲリラ活動時代の仲間と左派の政治団体を結成し、1995年の下院議員選挙で初当選。
2005年には農牧水産相として初入閣を果たします。
そして、2009年度のウルグアイ大統領選で勝利し、第41代目の大統領に就任されました。
昨年のアメリカとキューバの歴史的な国交回復の裏には、このホセムヒカさんの大きな貢献があったそうです。
そんなホセムヒカさんには数々の名言、言葉、スピーチ、発言があり、
どれもこころの奥底まで響いてくるものばかりです。
ムヒカさんの名言の中で私の心に響いたものは、
「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないこと」と
いうメッセージです。物質ではなく、心の持ち方が大切であることを改めて思い知らされました。
また、来日されて「時間を大切にすること」を、働き過ぎの日本人に対して思いを強くしていたようですが、
日本人が働くことに喜びを見出す民族であることにも気付かれたのではないかという話もありました。
テレビで来日されたムヒカさんのコメントを聞きましたが、「好きなことが仕事になればそんな嬉しいことはない。
あなたも楽しんで働いているね。」と飲食店の社長さんにお話をされていました。
偉大な人は決して人を否定したりせず、価値観の違いを理解されて良いところを見つけるのだろうと感じました。
普段の生活の中で少しでも心にゆとりを持って、「豊かな心を養う」ことを忘れずにいたいと強く思います。