2016年04月12日
営業活動日記 「シンクロニシティ」

皆様、こんにちは。西村友里です。

先日、私の好きなアーティストが、
日記で「シンクロニシティ」について書いていました。
このとき初めて「シンクロニシティ」という言葉があることを知りましたが、
皆さまはご存知でしょうか。
「シンクロニシティ」とは、「意味のある偶然の一致」という意味です。
日本語訳では「共時性」、「同時性」、「同時発生」とも言います。

インスピレーションと言われる閃きや気付きは、
多くの場合その目に見えないものの存在に誘導されていることが多く、
それが私たちをより良い方向に誘導してくれたりするという説だそうです。

「シンクロニシティ」という用語を提唱したのは、カール・グスタフ・ユングという方で、
精神分析学、夢判断などで知られる心理学者、ジークムント・フロイト氏と並ぶ、精神分析学を二分する方です。

ユング氏は、このシンクロニシティを「体験者あるいは目撃者にとって重要な意味を持つ偶然の出来事で、
それによって一種の覚醒あるいは悟りに近い感覚が得られるもの」と定義し、次の3つのカテゴリーに分類しています。

① 内面と外界での事象の一致
  観察者のある心的な状態と、それと同時に生じる、そのような心的状態に対応するような
  客観的で外的な出来事との間の符合(合致すること)。

② 遠隔視
  ある心的な状態と、それに対応して生じるけれども、観察者の知覚範囲外、すなわち遠くで生じて、
  後からやっと確かめることのできる外的な出来事との符合。

③ 予知
  ある心的な状態と、それに対抗する、いまだ存在していない未来の、すなわち時間的に離れたでき事との符合。


一方、考古学者のフランク・ジョセフ氏は800人以上にインタビューを行なうと同時に、
多くの文献から豊富な実例を収集した結果、シンクロニシティを17のカテゴリーに分類しています。

① 物品
  人口・自然に関わらず、物体に関連して起こる現象。
  宝石や人形といったものが例として挙げられます。

② 数字
  特定の数字の組み合わせや、同じ数字が繰り返し目の前に現われる。
  電話番号や住所などの数字が例として挙げられます。

③ 環境および動物に関するオステンタ
  「オステンタ」というのは、エトルリア語から派生したラテン語の単語で、符合あるいは記号を意味します。
  さらに転じて、現代では将来起こることの性質を表わす前兆という意味で取られるようになっています。
  オステンタは動物に限ってではなく、物質現象以外で人間と関係し合う天文学的・地質学的・生物学的環境や
  状況に対しても使われます。
  繰り返し現われる特定の動物とか、星座の位置、天候、地震などが例として挙げられます。

④ 予兆
  これは”虫の知らせ”という言葉で置き換えられます。
  未来の時点で起きること、まだ起きていないことの内容が事前に分かってしまうような状態を指します。

⑤ 夢
  予知夢あるいは他人とまったく同じ内容の夢を見る現象。
  予知夢というのは正夢で、まだ起きていないことを眠りの中で知らされる状態を指します。
  また、他人とまったく同じ内容の夢を見るという現象も、シンクロニシティの範疇に収まるものだと言えます。

⑥ 導き
  シンクロニシティは、導きの要素も含みます。
  何かに迷っているときなど、一気に決心がつくような出来事が起きるということもよくあることです。

⑦ テレパシー
  これは④で紹介した予兆と似た感覚といえます。
  言葉やジェスチャーなど、見たり聞いたりできる以外の方法を使ったコミュニケーションを意味します。

⑧ パラレル・ライフ
  この言葉が意味するのは、二人以上の人間がそれぞれの人生において何回かにわたる関わりを
  持つことです。旅行の先々で同じ人と会ったり、同じ状況の下でまったく同じ人間と顔を合わせる
  といった現象が例として挙げられます。

⑨ ルーツ
  シンクロニシティは時として、ある人間のルーツを明らかにするような作用をもたらすことがあります。
  まったくの偶然で産みの母親と出会ったり、職場で仲良くしていた同僚同士が実は兄弟だった
  などという例があります。

⑩ 芸術
  文学・絵画・音楽といった芸術が重要な要素となって起こるシンクロニシティの例は多いそうです。

⑪ 警告
  ある人間が危険な状態にあるとき、また危険に巻き込まれそうなときに起こるシンクロニシティは、
  それを回避するよう働くことがあります。

⑫ 死
  この項目は予兆に含まれるかもしれません。
  何年も会っていなかった人から突然電話がかかり、食事の約束をして電語を切ったが、
  約束の日までにその人が亡くなっていたなどという現象が例の一つです。

⑬ 救済
  困り果てたとき、突如として差し伸べられる救いの手。

⑭ 生まれ変わり
  いわゆる輪廻転生の概念です。
  肉体は物質世界にいる間の仮の姿に過ぎず、魂は何回も違った外見で物質世界に現われるという思想。

⑮ モイラ
  この言葉はギリシャ語で”天職”を意味する言葉です。
  人はそれぞれ本当に自分に合った仕事をしているかどうかは分かりませんが、
  偶然の出来事を通じて自分の転職を知る人々もいらっしゃいます。

⑯ 謎
  あまりに広い意味を示す言葉ですが、この項目はシンクロニシティの持つ一要素としての謎全般を示します。

⑰ 人生を変えるような出来事
  時として、それまでの生き方をまるで変えてしまうほどのインパクトを持った出来事が起こることがあります。
  そしてそれが人生の節目となることは多く、後になって考えて大きな、意味を持つ出来事もシンクロニシティです。

(以上「シンクロニシティとは?」
http://taking-a-stand.jp/synchronicity-2620というサイトには、以下のようなことが書かれていました。

シンクロニシティ、偶然の一致に気付く人は、ひとことで言うと「今を生きている」人です。
そして、気付かない、気付きにくい人とは、「過去にとらわれている」「未来の心配をしている」など、
日常を「心ここにあらず」で過ごしている人といえます。
では、どのような人が「今を生きている」と言えるのでしょうか。
それは、「自分がなりたい状態」をきちんとイメージできていて、心に不安や怖れを抱かずに
それに向かって今、自分がすべきことを迷いなくしている人です。

いつも些細なことに腹を立てたり、悩んだり、悔やんだりしていると、意識はそちらに向いてしまいますから、
目の前に起こっている『偶然の一致』であるシンクロニシティにも気付かないのです。
目の前に起きている偶然の一致に「おや?これには何の意味があるのかな?」と気付ける人は、
その後起きる出来事に対し「ああ、こういう意味だったのか」と理解していきます。
こうした人は、シンクロニシティを有効に活用することができるでしょう。

ただの偶然と片付けてしまえば、それで終わりですが、「これは何かしらのメッセージでは?」と思い、
考えてみると人生がより深く、面白くなりそうな気がします。
シンクロニシティを有効に活用できる人になれるよう、日々気付きを大切にして参ります。

 

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