
皆様、こんにちは。西村友里です。
本日、横浜市中区山手町にある弊社の管理物件に
業者から内見依頼が入りましたので、立ち会いに行って参りました。
管理物件の戸建までは、弊社の本店から歩ける距離にあるため、
ご案内の際には徒歩で現地に向かいます。
途中「中村川」という川があります。
お洒落な街「元町」の入口近い場所にその川は流れており、
いつも一風変わった船が停泊しています。
この橋を渡る度に「あれは何だろう。今も動いてるのかな。何でいつも日本の国旗が掲げられてるのだろう。」と
不思議に思っていました。
インターネットで調べてみたら、船の所在がわかりました。
以下『ウィキペディア』より抜粋。
昔から、中村川や大岡川の河口付近には、主に港の沖に錨を下ろす外国船の貨物を
荷揚げする仕事を担う船上生活者が多くいました。
そのため、山下町には船上生活者の子供向けに、1942年「日本水上学校」が開校しました。
その後、何度も場所を移し、1947年の閉校の際には山手に存在していましたが、
閉校後は、聖坂養護学校に引き継がれました。
第二次世界大戦後にも、長らく船上生活者の小屋が多数浮かんでおり、船上スラム街となっていました。
その後もギャラリーやバーなど、様々な船が川に浮かび、横浜の名物の1つにもなっていました。
これらの船の多くは、沈没したり撤去されたりしましたが、例外として映画を上映し宿泊施設としても使われていた
「船の休憩所・北斗星」は営業を続けていました。
後に管理者が死去し、船は廃墟として係留されていたが撤去されました。
1981年には、川に係留されていた木造ダルマ船を改装し、「横浜ボートシアター」が開業。
このダルマ船は沈没したが、劇団は活動を続けています。
現在でも、過去の名残として、いくつかの不法係留物件が並んでおり、中でも西の橋付近に係留されている
バージ船は最もよく知られています。
私が不思議に思ってみていた船が『バージ船』であり、神奈川県が不法係留に対する告示看板を設けていますが、
それを無視してそこに留まっているということが分かりました。
また、日本の国旗を掲げているのは、右翼関係の船だからだそうです。
ちなみに、バージとは河川や運河などの内陸水路や港湾内で重い貨物を積んで航行するために作られている
平底の船舶のことだそうです。
船にはいつも人の気配がないので、今も使われているのか分かりませんでしたが、
今回調べてみて意味がよくわかりました。
横浜の煌びやかな部分だけでなく、昔はこういうこともあったのだと歴史を振り返ることが出来、
思わぬ発見でした。
皆様も近くを通ったらバージ船をご覧になってみてください。
古き良き時代の横浜が今なおそこにあります。