2016年04月21日
営業活動日記 「営業の心得」

皆様、こんにちは。井上久恵です。


私は先日、個人的に自己啓発セミナーに参加してきました。
そこで某大手住宅メーカーの営業マンAさんと知り合ったのですが、
その方が仰っていたことがとても印象に残りました。
Aさんは一時期、成績不振にとても悩んでいたそうです。

その時に講師から
「あなたは今、家を売ろう売ろうとしていませんか?
あなたが売っていいのはあなたの心だけです」と言われたそうです。
Aさんの中で「ハッ」と気付くものがあったそうで、それからAさんは真心を込めて営業活動を行った結果、
成績は回復し、さらに社員から信頼を勝ち得ることができたそうです。


この話を聞いた翌日、私の身近でこんなことが起こりました。
姉と一緒に美術館に行き、その後ショッピングをしていました。
姉は昔から、迷い始めるとなかなか答えが出ないタイプの人間で、
商品を買うにせよ買わないにせよ、こちらが背中を押してあげなければ、
ただただ時間だけが過ぎていくだけです。
姉は靴が欲しいと言って、気に入ったデザインの靴を試着させてもらうことになりました。
私はいったんその場を離れ、店をぐるっと見てからまた姉の場所に戻ったのですが、
姉はしかめっ面をしながら「うーん、うーん」と悩んでいます。
店員と姉の会話を聞いていると、どうやら姉が欲しかったサイズが品切れしているようなのです。
姉が試着していたのは普段姉が履いているサイズの0.5cm小さいサイズでした。
ここで私なら「サイズがないなら結構です」と言って、試着すらしないだろうと思いましたが、
姉は足をねじ込んでいました。なぜかと言うと、店員は「人気の柄だ」「入荷してもすぐに売れてしまう」
「これも入荷したその日に一度完売してしまった商品だ」と言って、姉をけしかけているのです。
この店員の「売ろう、売ろう」という意識がミエミエの接客に、横で聞いていた私が腹を立て、
「サイズがないなら買わないよ!ご縁がなかったと思いなさい!」と姉を一喝し、
店を後にしました。
姉はその時、靴を買うか買わないかを迷っていたのではなく、
押しの強い一方的な店員に対しての断り方に悩んでいたのでした。


偶然ですが、この翌日も母からこんな話を聞きました。
長くなりますので、次回の日記に続きます・・・。

 

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