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皆様、こんにちは。井上久恵です。
私は先日、個人的に自己啓発セミナーに参加してきました。
そこで某大手住宅メーカーの営業マンAさんと知り合ったのですが、
その方が仰っていたことがとても印象に残りました。
Aさんは一時期、成績不振にとても悩んでいたそうです。
その時に講師から
「あなたは今、家を売ろう売ろうとしていませんか?
あなたが売っていいのはあなたの心だけです」と言われたそうです。
Aさんの中で「ハッ」と気付くものがあったそうで、それからAさんは真心を込めて営業活動を行った結果、
成績は回復し、さらに社員から信頼を勝ち得ることができたそうです。
この話を聞いた翌日、私の身近でこんなことが起こりました。
姉と一緒に美術館に行き、その後ショッピングをしていました。
姉は昔から、迷い始めるとなかなか答えが出ないタイプの人間で、
商品を買うにせよ買わないにせよ、こちらが背中を押してあげなければ、
ただただ時間だけが過ぎていくだけです。
姉は靴が欲しいと言って、気に入ったデザインの靴を試着させてもらうことになりました。
私はいったんその場を離れ、店をぐるっと見てからまた姉の場所に戻ったのですが、
姉はしかめっ面をしながら「うーん、うーん」と悩んでいます。
店員と姉の会話を聞いていると、どうやら姉が欲しかったサイズが品切れしているようなのです。
姉が試着していたのは普段姉が履いているサイズの0.5cm小さいサイズでした。
ここで私なら「サイズがないなら結構です」と言って、試着すらしないだろうと思いましたが、
姉は足をねじ込んでいました。なぜかと言うと、店員は「人気の柄だ」「入荷してもすぐに売れてしまう」
「これも入荷したその日に一度完売してしまった商品だ」と言って、姉をけしかけているのです。
この店員の「売ろう、売ろう」という意識がミエミエの接客に、横で聞いていた私が腹を立て、
「サイズがないなら買わないよ!ご縁がなかったと思いなさい!」と姉を一喝し、
店を後にしました。
姉はその時、靴を買うか買わないかを迷っていたのではなく、
押しの強い一方的な店員に対しての断り方に悩んでいたのでした。
偶然ですが、この翌日も母からこんな話を聞きました。
長くなりますので、次回の日記に続きます・・・。