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皆様、こんにちは。西村友里です。
昨日は、弊社で新たに提携を考えている保証会社の営業担当者が来社され、
説明を受けました。この家賃保証の会社は、賃貸借契約に必要な借主様の
連帯保証人を代行する会社です。
借主様が家賃滞納等の債務不履行をした場合、借主様の代わりに保証会社が
代位弁済を貸主様または管理会社に対して行います。
貸主様にとっては、家賃滞納のリスクを軽減できる点が最大のメリットですが、
連帯保証人を立てて頂くよりも、保証会社を利用したほうが滞納家賃を確実に
回収できるため、かなりのシェアを占めています。
借主様によっては、連帯保証人になってくれる人がいない。
頭を下げて連帯保証人をお願いするのは気が引ける等という方もおりますので、
保証会社の利用は煩わしさが無い、便利なシステムといえます。
但し、保証会社を利用するには費用がかかります。
お部屋を借りるときに必要な保証料は、物件や保証会社によって異なります。
家賃の半月分、1ヶ月分、家賃の30~70%程度、1~3万円程度の固定額など保証料は様々です。
先日、弊社の代表がオーナーチェンジのマンションをお客様にご購入頂き、そのマンションの賃貸管理も
お任せ頂きました。このお部屋の借主様は、昨日ご来社された保証会社を利用しているため、
毎月の家賃の引き落としは、保証会社経由でオーナー様へ支払われておりました。
今回のお取引により、弊社のオーナー様が所有者となり、管理会社は弊社となるため、
保証内容や変更手続きの説明をしにお越し頂きました。
保証会社の担当者に、家賃保証委託契約書を保証会社へ提出する方法を確認したところ、
次のような返事が返ってきました。
基本的に、他の保証会社では、営業担当の方が毎月月末に契約書類を受け取りにきます。
しかし、この保証会社では以前は回収に伺っていたが、今はやっていないとのことでした。
やらなくなった理由を聞いて納得しましたが、悪質な不動産会社がいることに驚きました。
保証会社の担当者の話によると、「ある不動産会社で毎月10件くらいの家賃保証委託契約書を
提出してくれる会社があったそうですが、その会社の入居者が家賃を滞納しており、
入居者や連帯保証人と連絡が取れず困っていたそうです。
家賃を回収することができないため、その不動産会社が考えたことは、保証会社を利用していないのに
保証会社を利用していたと虚偽の申し出を行い、滞納している家賃を保証会社から回収しようと企みました。
不動産会社にすれば、毎月10件も保証契約をしているのだから、保証会社が家賃保証委託契約書の
回収時に1枚紛失したという話にすれば良いと考えたようです。
このようなトラブルが過去何度も起きたため、基本的には訪問して回収する業務をやらなくなったと
おっしゃっておりました。
しかしながら、弊社の場合は保証会社がとても近い場所にあることと、弊社を信頼して下さって、
毎月月末に取りに来てくださるお話になりました。
悪質な不動産会社がいるため、真面目に業を行っている会社まで白い目で見られてしまいます。
正々堂々と不動産業を行っていくことが重要であることは、悪い会社があればあるほど身にしみて感じます。
このような悪質な会社は、弊社代表の著書である「中澤明子の不動産営業の玉手箱」を読むべきです。
不動産会社に限らず、他の業界でも様々な問題が起きているのだということを改めて知りました。
清く正しく美しく、今後も歩いて行きたいと思います。