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皆様、こんにちは。山口幸夫です。
今日は住宅の火災保険についてお届け致します。
火災保険に加入すると、マンションや戸建住宅を購入し、
引渡しを受けた日から補償がスタートします。
当然、私共の業務にも大きな関わりがございます。
住宅ローンを利用される場合には、火災保険の加入は必須条件となります。
昨年の10月から10年を超える火災保険の新規契約が停止され、火災保険の新規契約での最長期間は
10年までとなりました。
それまで住宅の火災保険は、最長35年までの間で補償期間を選択することができました。
元々住宅だけが特別扱いされていて、店舗や工場などは概ね最長5年でした。
住宅の補償期間を長く組める理由に、住宅ローンの返済期間が背景にありました。
保険期間の10年超廃止の話は前々から保険会社からは出ていたそうですが、
住宅ローン債務者の無保険状態リスクを避けたい金融機関からの抵抗があり、
なかなか進まなかったという話もあります。
保険期間が10年までとなった最大の理由は、異常気象による建物被害が増加傾向にあり、
長期契約での収支予測が難しくなったためとのことですが、逆を返せば保険会社が保険金を支払いたくない
ということなのでしょう。
火災保険の期間について、長期の契約にどれだけのメリットがあり、デメリットがあるのかを調べてみました。
メリットとしては保険料が割安になることです。
保険期間が長くなればなるほど、保険料は割安になります。
例えば最長10年の場合は、1年毎の保険料と比較すると約18%割安になります。
また、保険料値上げの影響を受けないことが挙げられます。
昨今の自然災害(極端な大雨や、土砂災害の発生)を見れば、保険料が引き上げられる可能性はあっても、
引き下げられる可能性は考えにくいといえます。
デメリットとしては、下記の事項があります。
(1) 火災保険商品がリニューアルされて補償内容が良くなっても、補償が以前のままであること。
(2) 保険料が割安とはいえ、一時的な負担が大きいこと。
(3) 保険料が万一値下げとなっても考慮されないこと。
しかし、新価(再調達価額)・実損払いで補償される現行商品より補償が良くなる確率や
保険料が値下げになる確率は、現状を踏まえればやはりかなり低いといえます。
また、一時的な負担が大きいとはいえ、住宅ローンの借入額を増額して対応したとしても、
現在の金利状況を踏まえれば、メリットが出る場合のほうが多くなると思います。
火災保険期間が最長10年となった背景にある予測困難な自然災害。
他人事ではなく、自然災害に対する備えについて様々な角度から真剣に考えなくてはならない現実です。
私自身、もっと保険の仕組みや商品についての知識を蓄え、お客様にプラスアルファのご提案が出来るよう
心がけてまいります。