
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
今年のゴールデンウィーク、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
私の実家は三重県の観光地で有名な伊勢志摩です。
最寄駅は近鉄伊勢志摩線の終着駅「賢島」です。
そうです。賢島といえば、今月26日・27日に
「伊勢志摩サミット」が開催される、まさにその舞台でございます。
昨年の6月に安倍総理が、2016年主要国首脳会議を伊勢志摩で行うと発表してから
地元では景気が少しでも上向くのではと期待もたくさんありました。
道路工事などの公共事業が増えて、一部の方には恩恵があったようです。
賢島といえば、リアス式海岸を利用した真珠の養殖が大変有名です。
私の親戚にも真珠養殖を生業とされている方がいます。
しかし、近年は自然環境の変化などもあり真珠養殖も大変厳しい状況が続いています。
真珠養殖では5月頃「核入れ」といわれるアコヤ貝の生殖巣までピースと核を挿入して
真珠袋を形成させる作業が行われる一年の中でもとても重要な時期なのですが、
警備上の問題からサミット開催期間中は、船の操業が規制されてしまうとのことで大きな問題となっております。
また、このゴールデンウィーク中にたくさんの観光客を見込んでいたようですが、観光客の動きはあまり芳しく
ないようです。
サミットの会場となっている賢島周辺は大自然に囲まれた地域です。
当然、田舎ですので決して人がたくさんいるところではございません。
テロという観点で考えると、大変危険な地域になってしまうのではと、素人の私でも心配をしてしまいます。
当然、国を挙げてのテロ対策が取られるわけですので、警視庁をはじめとした警察による検問など
活動は大変なもので、至る所に警察の方が厳重警戒しています。
私の母などは「あまりに物々しいから怖くなってくる」と言っています。
このゴールデンウィーク中の観光客減少の原因のひとつなのかもしれません。
とはいえ、世界の主要国首脳が集まる会議ということを考えれば、
絶対に間違いがあってはならない訳ですので、止むを得ないところです。
とにかく「伊勢志摩サミット」が無事に成功することを心より祈っております。
そして、今後の伊勢志摩の観光事業において少しでもプラスになってくれればと思います。