
皆様、こんにちは。西村友里です。
先日の日記でも少し触れましたが、ゴールデンウィーク中、家族で奈良に行って参りました。
奈良と言えばちょうど今、春日大社で第六十次式年造替に伴う諸儀式が催されています。
春日大社では年間に2200回以上の祭りが行われていますが、
中でも至高最高の式典が「式年造替」です。
「式年造替」は「遷宮」のように神様がお引越しされるのではなく、
本殿の位置は変えずに建て替え、あるいは修復を行うもので、
創建以来ほぼ20年に一度行われてきました。
そもそも本殿の建て替えや神宝を新調するのは、神さまの尊さを認識し、
更に次世代へとご存在を伝え継ぐ行事であると共に人造りの叡智でもある。
日頃の恵みへの感謝の気持ちを込め、神さまに喜んでもらうための行事なのです。
春日大社が1300年以上も、その美しく荘厳な姿を保ち続けているのは「式年造替」が行われているからこそ。
第六十次式年造替は、平成19年の一ノ鳥居より始まり、平成28年11月、神さまが仮住まいから新装の本殿に
遷される「本殿遷座祭」をもって完了します。
(以上、「奈良県観光キャンペーンのサイトより引用)
今回、私達家族は定番である奈良の大仏様(多日如来様)がいる東大寺を参拝いたしました。
こちらに訪れるのは恐らく3回目くらいですが、やはり何度見ても如来様の大きさに驚きます。
また、毎回注目するポイントが自分の中で変わっているようで、今回は如来様の背後におります
小さな仏様方が一体何なのか気になりました。
調べてみたところ、これは「化仏(けぶつ)」というものだそうです。
また、如来様の後ろの板は「光背(こうはい)」といって、仏の体から出ている光を表現したものだそうです。
光背には、全部で16体の化仏がついておりまして、これは沢山の仏でいっぱいになっている世界を
表現しているそうです。
連日ニュースで事故や事件の報道を耳にします。
中には耳を疑いたくなるような悲惨な事件等も数多く報道され、その都度こころが痛くなります。
皆んなが皆んな、毎日穏やかで温かい気持ちでいられる日々を送れるということは難しいのかもしれませんが、
仏様に願いを込めて皆んなの幸せを願いつつ、私も健康で穏やかな生活が送れればと思います。