2016年06月12日
営業活動日記 「中国上海のディズニーランドがオープン」

皆様、こんにちは。西村友里です。
今月16日(木)に、夢の国「ディズニーランド」が中国上海でオープンします。
ディズニーパークとしては世界で12番目となります。
米国フロリダ州のディズニーワールドに次ぐ、世界で2番目に広いディズニーパークだそうです。
リゾート名称は「上海ディズニーリゾート」。
総面積は400ヘクタールあり、東京ディズニーランドの約2倍の広さがあります。

しかし、オープン前なのにすでに問題を抱えているようです。
パーク内で販売されるチーズバーガーが80元(約1,300円)、ポップコーンが65元(約1,000円)、
ミッキーマウスをかたどった肉まんが35元(約570円)等、価格の設定が高いため、
市民から「値段が高すぎる」と批判を受けているとのことでした。

色々な意味で話題となっている上海ディズニーランドですが、気になる記事を見つけました。
そこには、「上海ディズニーを迎え撃つ、中国ワンダグループの野望」と書かれていました。「中国の不動産大手ワンダグループ(大連万達集団)は、巨額の資金を投じて国内外でテーマパークを建設し、
ディズニーに対抗しようとしている。中国内陸部の江西省で、数十億ドルをかけた施設が近くオープンし、南部の景勝地、桂林での大型リゾート開発計画も先日発表された。
さらにワンダは2月に、パリ郊外に33億ドル(約3,600億円)を投資して、海外で最初のテーマパークを
建設する計画も発表している。」とのことでした。また、「ミッキーマウスやドナルドダックを見て興奮する時代は終わった」、
「ディズニーは来るべきではなかった。中国に万達がある限り、この先20年は利益を出せないだろう」と
非常に強気な発言をされているそうです。
ワンダグループは、大型ショッピングモールや高級ホテルの運営、マンションの販売等、
中国の111都市で175のプロジェクトを展開している不動産会社です。
その会社の会長であり、アジア一の富豪である王健林(ワン・ジエンリン)氏が建設した大型テーマパークは、
経済が発展しているとは言えない江西省の施設も含め、すでに6か所になるそうです。
2013年9月10日、米誌「フォーブス」によると王会長は、2013年中国本土における富豪第1位に
選ばれたとのことです。王会長の資産はおよそ140億ドル(約1兆4,000億円)となり、
2012年にトップだった宗慶后(ゾン・チンホウ)氏の110億ドル(約1兆1,000億円)を上回りました。
その資産のほとんどがワンダグループによるもので、王会長とその家族でグループの約64%の株を
保有しているそうです。
また、ワンダグループは2016年1月に「バットマン ビギンズ」や「スーパーマンリターンズ 」等で有名な
米国ハリウッドの映画制作会社、レジェンダリー・ピクチャーズを買収し、同年3月にはFIFA公式パートナーと
2030年までの14年間の大型契約を交わしました。
王会長が外国から来たディズニーを敵視している理由として、
「中国本土には、中国ブランドの優位性がある!」ということを強く考えているからだそうです。
但し、ワンダグループによるテーマパークがオープンして早々に、
敷地内にディズニー風のキャラクターがいたとのことですので驚きです。
また、ミッキー、ミニー、白雪姫、「スターウォーズ」のストーム・トルーパーのようなキャラクターが
台湾のメディア動画に移っていたともありました。
中国一の不動産会社は色んな意味で活躍していることが分かりました。

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