2016年07月06日
営業活動日記 「東京大学 本郷キャンパス」

皆様、こんにちは。西村友里です。

弊社は水曜日と第1・第3火曜日が定休日です。昨日の火曜日は本来定休日でしたが、代表と店長が東京大学近くの売地に現地調査に行かれる予定が入っていたため、「私も行きたいです」と
代表に申し出て、同行させて頂きました。
東大近くの土地を検討中のお客様がいらっしゃるので、その土地が収益物件として成り立つのかどうかを見極めるために、代表自ら現地を下見しに行きました。
私は同行するといっても、賃貸の営業なので売買の事はわかりませんし、調査の補助ができるわけでもありません。しかし、東大なんて行ったことが無いから行ってみたい。この機会を逃したら次は無いと思い、定休日だからという思いも後押し、同行させて頂くことになりました。
当日、10時前には「東大前」駅に到着し、役所の調査を行うため先に到着していた店長と合流。その後、現地確認と現場周辺の環境、どのような賃貸物件が主流になっているかなどの確認、近隣の店舗の種類などを調査しました。検討中のお客様にご報告ができるよう、代表と店長が現場で打合せを行っておりました。
一通りの調査が完了した後、東京大学の本郷キャンパスを見学しに行きました。
正門の横に立っていた警備員さんに声を掛け、頂いたマップを参考にしながらキャンパス内を歩いて回りました。東京都の登録有形文化財第1号である「安田講堂」を正面に見た光景は、当然ながらドラマや映画で
見たことがある光景と同じでした。
異国情緒漂う建物には、外壁のひび割れや剥離などがあり、コケも生えていましたが、それらも含めて歴史を感じさせる趣のある建物ばかりでした。
それもそのはず、本郷キャンパスには歴史のある建物が多く、正門以外は内田祥三氏の設計によるゴシック様式の建物で、設計者の名前をとって「内田ゴシック」と呼ばれているそうです。
安田講堂をはじめどの建物も素敵でしたが、中でも私が気に入ったのは、法文1号館と2号館のアーケードがとても印象的でした。
どちらも登録有形文化財で、1号館は1935年、2号館は1938年に造られました。
クリーム色の石を使って造られており、柱には山菜のゼンマイのようにグルグルとなったデザインがいくつも施され、まるで古代ギリシャにいるような気分になりました。

2号館の地下には購買が入っていましたが、カメラ屋や食堂、美容院まで揃っており驚きました。
古い建物内なので、昔ながらの散髪屋かと思いましたが、今どきのお洒落な美容院でした。
この場所を借りるにはどうやって営業の権利を得ることができるのだろうかという疑問に話が盛り上がりました。また、地下から地上に出たところにとても大きなダクトがありましたが、あまりの大きさにこのダクトにも関心が寄せられ、視点のつけどころがさすが不動産会社だと感心した次第です。

東大の池之端門を出て、上野公園へと向かっていたところに古いマンションが建っていました。ここでも職業病が出て、マンションの「室外機の多さ」に着目しました。代表が「このマンションは昭和41年か2年頃の建築じゃないかな?」と言葉にしたので、
店長がすぐにスマホで調べたところ、1969年(昭和44年)に建てられた「湯島ハイタウン」という名称の総戸数400戸あるマンションだということがわかりました。さすが不動産会社だけあり、建物を見ただけで築年数が概ねわかるなんてすごいと思いました。
昭和40年代のマンションは、バルコニーがないマンションが多かったため、外壁に室外機を設置するしかないのでしょうが、見事なまでに室外機が縦一列に並んでいる光景は、私にとってとても新鮮で驚きました。
同行させて頂いたおかげで、様々な建物を見ることができ勉強になりました。
次回の日記に続きます。

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