2016年07月08日
営業活動日記 「感動を生む提案能力」

皆様、こんにちは。井上久恵です。
先日、ランチで入ったお店での出来事です。
季節野菜を売りにしたスープ専門店で、メニューも豊富にありました。
  その日は蒸し暑くかったので、<冷製スープ>に目が留まった私。
冷製スープ1品と温かいスープ1品のセットランチに決めました。豊富なメニューの中からそれに決めたはいいものの、さらにスープを選ばなくてはいけません。
しかしメニューには、「冷製スープは2種類のうち、週替わりでいずれか1品」とか、
「温かいスープは1から5、または6.本日のおすすめスープ(店員にお尋ねください)」と書かれていて、具体的なようで実は極めて分かりずらい!
メニューを見ながらちんぷんかんぷんな顔をしていたからでしょうか、
若い女性店員が声を掛けてくれました。
冷製と温かいスープのセットにしたいことを伝えると、まずは今週の冷製スープがトマトスープであることを教えてくれました。
次に、温かいスープの<本日のおすすめ>は、チーズベースのほうれんそうとじゃがいものスープだと教えてくれました。
それを踏まえ6種のスープから選ぶはずが、私はなかなか選びきれなかったので、
その女性店員さんにアドバイスを求めました。
すると、「お店のオススメはレモンを使用したギリシャ風スープなんですが、
私個人の意見は違うんです。」と正直に話してくれました。
お店のオススメではなく、個人的なオススメを聞きたいとお願いすると、
「トマトがお好きでしたら温かいスープもトマトベースのもので良いかと思います。
そうでなければ、<本日のおすすめ>スープとの組み合わせが個人的には好きです。
トマトの冷製スープはとてもサラッとした口当たりですが、
チーズベースのほうれんそうスープはその逆で、トロっとした食感が楽しめます。
また味も全く異なるので、食べていて飽きが来ないはずです」とはっきりと教えてくれました。
 最後に、パンの盛り合わせか六穀米を選ぶのに悩んでいると、
「スープにご飯という組み合わせにもしかしたら抵抗がおありかもしれませんが、
おいしく頂けるとおもいます。
意外かもしれませんが、チーズベースのスープにとてもよく合うんです。
六穀米でお試しになりませんか」と店員さんに後押ししてもらったので、
「ではそれで!」と、ようやくメニュー決定。
<冷製のトマトスープ><温かいチーズベースのほうれんそうスープ><六穀米>はすぐに運ばれてきました。
食べてみると、この組み合わせは大正解、店員さんが言った通りでした。
恐れていた六穀米との組み合わせは、チーズベースのほうれんそうスープと合わせて食べることでリゾット風になり、2度3度楽しんで食べることができました。
大変満足なランチタイムを過ごすことが出来ました。

前置きが長くなってしまいましたが、なぜいきなりこんな話をしたかと言うと、
提案能力についてとても勉強になることがあったからです。
この日の前日、お客様と弊社代表が電話でお話ししているのを耳にしました。
代表の言葉から「減築」という、私には聞きなれない単語が聞こえたので、
電話が終わった後に代表に伺いました。
その時代表は、お客様と中古戸建についてお話しをされていたのですが、
築年数が経っているお宅なので家全体の補強工事か、または、
2階部分を「減築」することも出来ると提案されていたのでした。
「普通の営業マンだったら、すぐに解体させるか補強までにしか考えが及ばない。
しかし、部屋の広さが1階で十分にあるお宅だからこそ、2階部分を減築することもできる。」
「しかも解体や補強工事より、減築に係る費用の方が安い。全部見積りも出してある。」と丁寧にしっかり教えて頂き、私はお客様同様その提案に感激しました。

弊社代表も私が出会った女性店員さんも、自社の商品をよく理解し、
よいところを最大限に生かすことを深く考えているからこそ、
私をはじめお客様に最高のプレゼンができ、納得し満足してもらえるのだと実感しました。
立て続けにこうした機会に遭遇し、いまだにこの感動の余韻に浸っている私なのでした・・・。

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