
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
先月、住宅ローンの金利動向についてお届け致しましたが、
8月契約分の住宅ローン金利が発表されました。三菱東京UFJ銀行など国内大手5銀行は、2ヶ月連続で
主力の固定型10年の最優遇金利を7月よりも引き下げ、過去最低の水準に設定しました。
日銀のマイナス金利政策を受け、指標となる長期金利が低下していることを反映した結果であると言えます。
固定型10年は、三井住友信託銀行が7月よりも0.05%低い、0.35%に設定しました。
三菱東京UFJ銀行は0.05%低い、0.05%としました。みずほ銀行は0.10%、りそな銀行は0.05%と
それぞれ引き下げ、いずれも0.65%としました。三井住友銀行は0.05%低い、0.07%となりました。
今後の動向について参考になる記事が出ていました。
イギリスのEU離脱により株価の暴落を恐れた投資家によって、一時的な資産の退避先として、
安全資産とされる国債の買い入れが進みました。
6月半ば頃から国債の利率が大きく下がっており、その影響は7月の住宅ローン金利の低下にも繋がりました。
しかし、投資家もずっと国債を持っているわけではありません。
現在の日本国債はマイナス利率がついており、手元に置いておくと利息が貰えるどころか減ってしまいます。
投資先が見つかればすぐにでも売ってしまうことでしょう。
国債が売られれば、利率も上がることになりますので、結果的に住宅ローンの金利も上昇します。
日本では大型の経済政策も発表され、投資をしやすい環境が整いつつあります。
従って、9月以降はEU離脱によって下がった0.2%前後の金利が元に戻る、
つまり現在よりも0.2%ほど金利が上がる可能性が高いようです。
固定金利がこれだけ引き下げられると変動金利とどちらがよいか迷うところです。
変動金利は金利が安いのが魅力ですが、金利が上昇し、返済額が増えるリスクが伴います。
短期間で返済するという人や、借入金額が少ない借り換えの方であれば、リスクが低くなります。
目安として、2000万円以下の借り入れ、もしくは15年以内の返済予定の方であれば、
変動金利が良いと言われています。
いずれにしても、過去に例のない低金利時代となり、住宅ローンを借りるには絶好の機会といえます。しかしながら、住宅ローンの借り入れについて銀行へ相談に行くというのも煩わしいものです。
弊社では、常に各銀行の融資担当者と接して、各銀行の特徴などを把握しておりますので、様々な角度からお客様へご提案が出来ます。
住宅ローンのことでお悩みがある方は、是非お気軽にご相談ください。