
今日の玉手箱 「愛媛の護国寺 高昌寺」
愛媛の内子町(うちこまち)に佇む
高昌寺の涅槃仏に 心を奪われました 神聖なその場所に足を踏み入れた瞬間 何ともいえぬ 清らかな心になった気がしました
涅槃仏の優しいお顔には 本来あるべき人のこころが そのまま映し出されているようにみえ 自らを律する よい機会となりました お寺の入口に、 『曹洞宗護国山高昌寺は、道元禪師の永平寺を本山として、
開山いらい五百六十年、毎年春の涅槃(ねはん)まつりも また二百余年の歴史を有しております。
「涅槃」とは、お釈迦さまの入滅にみる安らぎと、悟りの世界を意味します。
新世紀の夜明けと急速な高齢化社会の到来を前に、当山は皆さま方の 真の心の安らぎと平和を願い、八年前に涅槃像の建立を発願いたしました。
ご本体は、シルクロードの「世界の遺産」・千三百年も昔の中国敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ) 涅槃像を基に、当山と日中交流の研究により独自に彫像したもので、信仰崇拝の対象としては 日本一の石像臥仏像です。 ご参拝いただいて、ご安心(あんじん)を得られることを願っております。』 とのお言葉がありました。
平成十年十一月吉日
護国寺 高昌寺