2017年01月12日
営業活動日記 「人間味のある接客を」

皆様、こんにちは。西村友里です。
弊社では、自社の管理物件だけでなく、当然ながら他社が取り扱っているお部屋もご案内することが出来ます。
専用のインターネットサイトを使って、お客様のお部屋をお探しし、
そのお部屋が募集中かどうかを確認する為、管理会社へ電話を入れますが、
最近あることに気が付きました。

従来であれば、電話をかけた先方が定休日や営業時間外の場合は、留守電になっている
ケースが多く、先方の状況を把握することができましたが、それ以外の物件確認などはできないケースが圧倒的でした。
しかし、最近では募集状況の確認電話に対して、定休日や営業時間外でも対応ができる不動産会社が急増しています。
電話をかけると、「お電話有難うございます。こちらは物件確認専用ダイヤルです。
自動音声に従って操作してください。賃料を入れて最後に#を押してください。
音声の途中でも操作可能です。」といったアナウンスが流れてきます。
同じ賃料で該当するお部屋が多いと、次に部屋番号や専有面積を入れるように指示が出ます。
いくらか絞られると「2件の該当があります。〇〇マンションの〇〇〇号室は、募集中です。
〇月〇日に退去予定です。〇〇アパートの〇〇〇号室は、終了しました。」などと情報を教えてくれます。
空室の確認だけでなく、もっと聞きたいことがある場合には、
「スタッフにお繋ぎする場合は、9と#を押してください」というメッセージが流れてきますので、
ロボット音声だけでなく、担当者と会話をすることもできます。

どうしてこのようなシステムを導入している会社が増えてきたのかを調べてみました。
①自動音声の案内の項目が多彩で、カスタマイズも自由に設定可能。
②受け取った電話は反響レポートとして届けられる。
③24時間、定休日でも自動応答。
④業務負担を減らし、コストカットになる。
⑤問い合わせ数、入電者情報、時間毎の反響分布などのデータを可視化、業務分析に役立つ。
確かに効率的です。弊社も管理会社の立場として電話を受けることが多いため、態度や言葉遣いの悪い人からの電話は、気持ちのよいものではなく、テンションが下がる場合もあります。そういう意味では、淡々と自動音声が対応してくれれば楽かもしれません。しかし、私の場合は自動音声のアナウンスが流れるとサッと心が冷めてしまいます。
何もかもが便利になりすぎて、本来あるべき人としての感情や会話の大切さが欠けてきているように思えます。

弊社の接客が「他の不動産会社とは違いますね」と、お客様から喜んで頂けるのは、このような意識で仕事をしている会社だからであると誇りに思います。便利さよりも「人間味」のある接客と対応を心がけ、安心と信頼は、実際にお会いして顔を見て判断して頂く。そのような仕事を今後も行ってまいります。

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