2017年02月20日
営業活動日記 「反省した一日」

皆様、こんにちは。井上久恵です。
前回の日記の続きです。
売却活動を行っていた物件にお申し込みが入り、
調査を進めていた最中、売主様から突如売却活動をやめると
連絡がありました。

私は数日前に、この物件の管理会社に
「重要事項調査報告書」の作成を依頼していたので、
大急ぎで作業の停止の連絡を入れました。
作成後、原本が送られて来たら一巻の終わり・・・!
高い作成費用を、依頼した弊社が負担しなくてはならなくなってしまうからです。
しかも売却活動すらやめることになった物件に対して、ですから。
調査先からまっすぐ事務所に戻り、この管理会社へ電話を掛けました。
担当者を呼び出しましたが、会社全体が昼休みを取っているということで、
電話に出られた方に事情を説明し伝言を残したハズでした。
このハズが、「やってしまった・・・!」の事件を引き起こすことになろうとは。
翌日、夕方近くになり私宛にFAXが数枚届きました。
ペラペラと内容を確認して、私は絶句しました・・・!
「(な、なんでこれが・・・!!)」
そうです、「重要事項調査報告書」の完成形の書類が、
事前に管理会社の担当者から送られてきたのでした。
「やってしまったーーー!!!」
昨日私が残した伝言が担当者に伝わっていなかったのだと、
すぐに分かりました。
また大急ぎで、そして恐る恐る管理会社の担当者に電話を掛けました。
私「すみません…こちらの物件なんですが、売却活動自体中止になってしまって…」
担当者「えぇー…。だって作っちゃったじゃないですかぁ」
私「そうですよね…えぇ、本当に申し訳ないと思っています」
担当者「んで?(費用はどうするの?)」
私「そうですよね…えぇ、やっぱりお支払しないとダメですよねぇ…」
担当者「なんとか売って下さいよぉ」
私「こちらとしても契約したいのは山々なんですよぉ…」
担当者「えー…うーん。まだ原本は送ってないしなぁ」
私「本当にすみません。お時間割いて頂いたのに…」
担当者「ちなみに、それ(売り止めになったことを)いつ分かったの?」
私「あの、実は昨日お電話したんです」
担当者「え??!!」
私「すみません…お昼に出ていると伺ったので、伝言を残したんです…」
担当者「あぁー…。はいはい、分かりました。じゃあもう結構ですよ」
私「え??!!あ、本当にこの度はすみませんでした」

担当者の気持ちもよくわかります。
ふてぶてしい態度や嫌味の一つでも言ってやろうかという態度は、
私も逆の立場だったら同じように感じるはずです。
今回は、お互いのミスで相殺という形になり、
大きなトラブルにならずに済みましたが、本当にヒヤリとしました。
言ったつもり、やったつもりが一番危ないことだと、
大変反省した1件でした。

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