
皆様、こんにちは。井上久恵です。
先月賃貸マンションをご契約頂いたT様ご夫妻。
他社が管理しているマンションに決められたのですが、
通常このような場合ですと、契約が完了してしまってから
お客様との接点は限りなく少なくなりますが、
T様がお住まいのマンションは弊社に近いため、
T様ご夫妻は直接弊社にお越しくださいます。
先日は、帰宅途中にばったりお会いしたこともあります。
遠くから私に気が付き手を振ってくださったとき、
T様に身近に感じて頂けたことがとても嬉しかったです。
入居後、T様のご主人様が弊社にご来店されました。
「原状回復について、教えて欲しい」ということでしたので、
資料をお見せしながら、一つ一つご説明させて頂きました。
「なるほど、そうなんですね」と熱心に私の話を聞いて下さいました。
T様は一つ一つ、細かい点や気に掛かる点があると
その都度よく質問をされました。
「細やかな方なのかな?」と感じていたのですが、
この時T様から詳しく話を伺うと、全く別の理由から
T様が質問されていることが分かりました。
T様ご夫妻は関西出身の方なのですが、この度ご主人様の仕事の都合で
関西からこちらに引っ越すことが、家探しの始まりでした。
関西にお住まいだったこれまで、退去の度に不動産会社と
トラブルになっていたという話を聞かせて頂きました。
例えば、
・ほんの少しの画鋲跡や傷がついた壁面の「部分補修」が許されなかった
・その一面クロス貼り替えとなり、さらにぼったくりに近いような費用を請求された
・入居時からあった傷だと訴えたが、認めてもらえなかった
・退去時敷金を引かれ、なぜか1ヶ月分の賃料も引かれ、
その上クリーニングや内装補修費用まで支払わされたことがあった
と散々な目に遭われていたそうです。
「関東ではきちんとルール化されているんですね」と大変驚かれていらっしゃいました。
私は逆で、最初は「えっ?!関西って無法地帯のようで怖い!」と驚いてしまいましたが、
冷静になって考えてみると、関東だから関西だからというわけではなく、
国交省がガイドラインを明示しているため、地域性というよりは
その管理会社の質によるところが大きいと思います。
T様ご夫妻には、最後まで気持ちよく住んで頂きたいなと願うばかりです。
私に出来ることは、今後もしっかり対応して参ります!