2014年12月13日
営業活動日記 「ベース契約とは?」

皆様、こんにちは。西村友里です。

今日は、またひとつ新しいことを学びました。
それも港町、横浜・横須賀ならではの内容だったため、
より一層、不動産の奥の深さを知りました。


弊社では、みなとみらい線「元町・中華街」駅徒歩5分の場所にある
分譲仕様のマンションの賃貸募集を行っております。
こちらにお住まいの入居者様が今月退去をするため、早々に募集活動に入りました。

立地もさることながら、やはり分譲マンションの賃貸は人気が高く、
募集開始と共に、連日多くの不動産会社からお問合せを頂いております。
問合せの中に、「ベース契約は可能ですか?」という質問がありました。
私は「ベース契約」を知らなかったため、代表に伺ったところ、
「何度かベース契約を行ったことがあるので、対応は可能である。」とのことでした。

ベース契約とは、米軍所属の軍人またはそれに伴う基地内で職業を持たれている方が
基地の外で一般のマンション、戸建物件を賃貸する賃貸借契約のことです。
不動産会社の中には、この契約を主体として取り組んでいる会社もあります。

以下は、ベース契約を推進して業務を行っている横須賀の業者のホームページから
抜粋した内容です。

 「何隻もの軍艦が、横須賀アメリカ海軍基地を母港としていますが、
  2008年9月には、数千の乗組員を抱える空母ジョージワシントンが
  キティホークに代わって加わりました。
  基地内にある住宅施設は家族、既婚者の方を優先に入居が認められるため、
  独身の方は4人相部屋の寮、もしくは船の中に住むしかありません。
  ですが、軍より定められた条件をクリアしている方は外に住む許可がもらえます。
  もちろん、既婚者、お子様がおられるファミリーの方も、せっかく日本に来たのだから、
  日本の民間住宅に住んでみたいと外に住むことを希望される方がいますので、
  大きな一軒家なども必要です。
  まだまだベース物件は足りない状態にあります。
  
  ベース契約は普通家賃相場の1.2~1.8倍の賃料が見込めるなどのメリットがあります。 
  外国人の方との賃貸借契約に不安も多々感じられるかもしれませんが、弊社ベース契約担当者が
  責任をもって仲介、管理それ以上のお手伝いをさせていただきます。
  横須賀だからこそできるベース契約、ぜひとも資産運用に役立ててみてはいかがでしょうか。」

と記載されています。

また、ベース契約向けの物件に関しては、事前に検査を受けなくてはならないそうで、
この検査に合格した物件に限り、ベース契約が出来る物件として承認されるのだそうです。

ちなみに、検査には以下の内容を満たさなければなりません。

①防虫網戸が各窓、またはドアに常備されていること
②風呂場、台所等に給湯器設置されていること
③和洋式問わず水洗トイレであること
④各部屋に照明器具が設置されていること
⑤独身者、又は、子供の多い家族の賃貸にも協力すること
⑥人種差別はをしないこと
⑦賃貸借契約書は米軍の指定契約書を使用すること(和文・英文)
⑧物件間取り2DK以上(15坪)
⑨最低3年間の賃貸可能
⑩階段があれば手摺りが設置されていること(屋内・屋外問わず)


今回のご契約がまとまれば、私自身はじめての「ベース契約」を体験します。
それも横須賀の海軍ですので、今からとても楽しみです。

今後も、様々な体験を重ねながら不動産をしっかり学んでいきたいと思います。

 

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