
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
突然ですが、“MADE IN PRC”はどこの国で作られたものかご存知ですか?
「PRC」とは、中華人民共和国の英文表記「Peoples Republic of China」の
頭文字を取ったもので、この表示は中国産を意味しています。
そうです。「MADE IN CHINA」なのです!
PRC表記は、平成20年1月に発覚した「中国製ギョーザ中毒事件」以降、
目立つようになり、現在も数は多くないものの流通しているということです。
中国産を敬遠する消費者の目をごまかし、売り上げを伸ばそうという手法で、
規制をすり抜ける「黒に近いグレー」な行為と指摘されています。
景品表示法では、紛らわしい表示や一般消費者が判別困難な表示を
「不当表示」として規制していますが、PRCは正式な略称で、
米国産を「Made in USA」と表記することと同じだそうです。
衣類、家電製品、量販店でスマートフォンのカバー、総合通販サイトの商品などで
この表示が確認されているそうです。
一方で、食品については、JAS法の品質表示基準で原産国は日本語で表記するように定めており、
「Made in PRC」も「Made in USA」も原則、認めていないとしているとのことです。
商品に自信があれば堂々と「MADE IN CHINA」と通常の表示をすれば良いのに、
こんな表示をされたら、それこそ怪しいものと思わざるを得なくなります。
皆様もどうぞ、お買物の時にはご注意ください。