
皆様、こんにちは。西村友里です。
本日12月20日(土)は、東京駅の記念日です。
東京駅が開業100周年を迎えました。おめでとうございます!
しかし、おめでたい話とは裏腹に、トラブルが起きて
せっかくのおめでたムードが一転して、
困惑ムードになってしまいました。
「東京駅開業100周年記念Suica」が発売されましたが、15,000枚の限定品に対し、
お客様が殺到して大混乱となったため、午前8時から午後22時まで予定していた販売会を
午前9時40分で中止したそうです。
1人3枚までのところ、9,000人以上の行列ができ、8,090枚を売った時点で販売を
打ち切ったとの発表がありました。
インターネット競売サイトでは、販売価格の2,000円を大幅に上回る高値で取引されているとの
話しもあり、中には20万円で落札された例もあったそうです。
「てっちゃん」、「鉄子」と呼ばれるいわゆる鉄道ファンのみならず、一般のお客様も殺到したため、
混乱を招いたようですが、金額と需要から考えれば当然予測がついた出来事といえます。
評論家の名越康文氏は、この騒動について「JRがこれほど人が集まるということを予測できて
いなかったのに原因がある。鉄道会社はダイヤが乱れないから信頼がある。
その会社に裏切られたから(記念Suicaを買えなかった人の)怒りが爆発した。」のだと分析しています。
都内においては、電車が通勤の足です。
ましてや「東京駅」は、最も知名度が高い駅ですから当然です。
また、海外では電車が遅れてくるのは当たり前であり、日本のように時間正確に到着することなど
考えられないことでしょう。
順番を守り列に並んで電車を待つこと自体、規律を遵守する日本人にしかできないことだと思います。
フィリピンの場合は、特定の時間に電車が到着せず、乗客は電車が来るまで待つのだそうです。
日本では、電車が数分遅れるだけでも、謝罪のアナウンスが流れ、通勤・通学途中の乗客には
遅延証明書が渡され、1時間やそれ以上の遅れの場合はニュースで報道されるのですから、
すごいことです。
信頼を得る得ないは、常日頃の生活態度や姿勢、言葉遣い等により判断されます。
ルーズな性格や規則・約束を守らない人、指示されたことを平気でやらない人、自己中心的で他人のことは
気にしない人、配慮がない人、言葉と行動が伴わない人等は、おのずと信頼を失っていきます。
私たち不動産業界においても同様です。
共に仕事や生活をするうえでは、相手の立場に立ち、相手を思いやる心を忘れないことが大切なのです。