
皆様、こんにちは。西村友里です。
弊社は、官庁街と観光地に囲まれた関内駅海側エリアに位置します。
角地の1階ガラス張りの店舗で、横浜公園が目の前に広がります。
入りやすい店舗づくりのため、ご来店されるお客様が数多くいらっしゃいます。
弊社では、新規でご来店されたお客様に、まず受付カードを記入して頂きながら、
希望するお部屋の条件等を伺います。
その上でお部屋をお探しし、お部屋の詳細が記載された資料や写真をお渡しますが、
お客様の中には、「名前は教えてもいいけど、自宅住所や勤務先、収入は教えたくない。
ただ資料だけを貰いたい。」とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。
しかし、私たち営業担当者にとっては、お客様の内容を教えて頂かないと、ご希望にそえる
お部屋をご紹介することができませんし、ご紹介をさせて頂くお部屋は大切なオーナー様から
お預かりしているお部屋ですので、個人情報を伺うことは当然の業務であると思っています。
このように個人情報を教えたがらないお客様は、過去に不動産業者にしつこくされた経験や
営業担当者の対応の悪さから、嫌な思いをした経験がある方が多く見受けられます。
オーナー様の立場からすると、弊社を信頼してお任せ下さっているとはいえ、ご自身の不動産を
どのようなお客様に紹介するのか気がかりなはずです。
もちろん、実際の業務では、お客様にお部屋をご案内し、お申込書をいただかないかぎりは、
詳しいお客様の内容までをオーナー様にご報告することはございません。
しかし、案内する立場としては、どのような方なのかがわからずにお部屋をご紹介するのは好ましくありません。
また、不動産のプロという立場から、お客様がご希望とされている条件が、
生活に無理がない条件なのかを見極める判断材料にもなります。
これらの理由から、お客様には最低限「受付カード」の必要事項は記載して頂くようお願いしています。
ご説明をしても教えて頂けない場合は、無理強いはしません。
昨日ご案内したお客様も、ご来店時にはご自身のことは「教えたくない」といって教えては
くれませんでした。そのため、その日はお部屋の資料と、私のことを信頼して頂く為に、
弊社代表の経歴等が記載された「会社案内」をお持帰り頂きました。
結果、次の日にお電話を下さり、ご案内をさせて頂くことが出来ました。
残念ながら、私の聞き取りが不十分だったため、賃料やエリアの見直しが必要となり、この日のご案内では
お部屋を決めていただくことはできませんでしたが、改めて別のお部屋をご紹介することになっています。
受付時に信頼していただく応対の仕方や、ヒアリングの重要性を改めて感じました。
会社案内に頼らなくても、私自身を信頼して頂けるよう、自分を磨いてまいります。