
皆様、こんにちわ。井上久恵です。
昨今、食品に関する異物混入問題が取り沙汰されています。
騒がれている中、それに便乗し、自ら異物を混入する輩も出てきて、
社会的な問題としてメディアに取り上げられています。
とある休日のことです。
久しぶりに会った友人と丸の内へ買い物に出掛けました。
不動産会社に勤めている友人も私も、丸の内界隈のビル群も非常に気になるところで、
買い物が終わった後は某CMのように、丸の内の「ビル群散策」をしていました。
歩き疲れたところで、友人がカフェを見つけ、休憩を取ることにしました。
そこで、ついに私も「異物混入事件?」に遭遇しました!
ケーキとお茶のセットを頼み、食べながら楽しくお喋りをしていました。
食は進み、私のケーキがいよいよ最後の一口となったところで、気が付いたのです・・・
「ん・・・??これ、髪の毛・・・?」
私の髪質とは違う髪の毛が、明らかに1本ケーキに突き刺さっていたのです。
「これって、今巷で騒がれている異物混入の一種じゃない?」と
その時は友人と笑いながら話していました。
「ここまで食べちゃったけど、言う?どうする?」となり、私が躊躇していたところ、
答えを出す前に、そのお皿を友人がスッと店員さんに持って行ってしまいました。
友人がどう伝えたのかは聞こえませんでしたが、
奥から責任者らしき女性がすかさず飛んできました。
そこからは、こちらが恥ずかしくなってしまうくらいの謝罪の嵐でした・・・。
「もう結構です」と伝えても、代金の返金か商品の交換をすすめられます。
どちらを求めていたわけでもなく、
「クレームを付けることで、今後改善されれば良い」くらいにしか思っていなかったので、
この謝罪の猛攻撃にはよわりました。
このカフェは、ミシュランガイドでいくつもの星を獲得しているシェフが展開しているお店の一つです。
私は何度か行ったことがありました。
「今回が初めてでもないし、今後行かないという程のことでもないので・・・」と伝えると、
ようやく折れてもらうことができました。
私が髪の毛を発見した時、もちろん不快感を一番最初に感じましたが、
「機械だけの製造ではなく、ちゃんと人の手で作られているものだったんだ」という安心感もありました。
しかし、結果的に冗談で冷かしてしまったからこういう事態に陥ってしまったのだと、
非常に後ろめたさを感じました。
飲食業界では、私たちが考えている以上に、
異物混入問題に神経質になっているのだと知った一幕でした。