
皆様、こんにちは。西村友里です。
通常、不動産会社が賃貸借契約を行う場合には、
事前に賃貸借契約書と重要事項説明書の作成が必要です。
これら契約書類は、お部屋を管理している側の会社が行うのが一般的です。
売買の場合は賃貸とは異なり、事前にどちらが作成するかを決めて作成を致します。
先日、他社の管理物件をご案内したところ、お客様に気に入って頂き、
ご契約の運びとなりました。そのため、先方が契約書類を作成いたします。
弊社は仲介業者の立場として、事前に契約書類の内容を確認させて頂きます。
よって、管理会社から雛形を送って頂いたのですが、その雛形をみて驚きました。
その会社は30年近く不動産会社を経営している、いわば業界では老舗の不動産会社なのですが、
送って下さった契約書と重要事項説明書の内容は間違えだらけで、とても他社に提出できるような
内容ではありませんでした。
重要事項説明書の中には、登記簿謄本の内容を記載する箇所があります。
売買部門がなく、賃貸部門しかない不動産会社によくみられることですが、
登記簿謄本を取得せず書類の記入を行っている会社があります。
この会社も同様でした。
輪をかけて、アパートの部屋番号やオーナー様の住所にはじまり、弊社の社名すら違っていました。
建物の構造を記載する欄には「軽量鉄骨造2階建」と記載されておりましたが、
謄本どおりの記載であれば「軽量鉄骨造スレート葺2階建」です。
修正をお願いしたのですが、再度送られてきた書面には「軽量鉄骨スレート葺造2階建」となっていました。
不動産業歴が浅く、取引主任者でない私にもこのくらいはわかります。
今回の単純ミス等も含め、記載した書面をしっかり見直していれば、このような間違えが起きるはずはありません。
弊社では「正確で丁寧な仕事をすること」を皆が意識しています。
お客様や取引先に提出する重要書類や文章は、最終的に代表がチェックをします。
スタッフはしっかり記載したつもりでも、間違えが必ず発見されます。
代表は「間違えをみつけるために確認をするのだから当たり前だ。責任感と意識の違いだから仕方がない。」と
言われます。
他社と自社を見比べると、自社の良さを感じます。
今回もよい勉強をさせていただきました。