
皆様、こんにちは。井上久恵です。
以前、バルコニーとリビングの床を同色または同系色にした場合
視覚効果でリビングが広く見え、今そうする人やそれを選ぶ人が
増えている、とテレビで見たことがありました。
特に床とベランダがフラットであるとより広く見えると、
比較映像も交えて紹介していました。
「なるほどな」と納得して見ていました。
7月下旬に、姉夫婦が購入した新築マンション完成内覧会でのこと。
いざ、室内の確認!という場面で、姉が玄関、廊下を経て
リビング・バルコニーに立ち入った時にこぼれた一言。
「なんか・・・。思ってたよりも狭いね」
ギクッ!
実は、私も同じことを考えていました。
私が住んでいる家と広さはほとんど変わらないはずなのに、
どことなーく閉塞感を感じました。
姉夫婦は、室内の建具や床を「ナチュラルスモーク(濃い茶色)」で
統一していました。
既に持っている家具の色調とあわせるため、またそれが姉夫婦の好みの色だからです。
一方リビングの先、バルコニーに目をやるとバルコニーの床は
「クリアオーク色(うすい茶色)」でした。
リビングとバルコニーを隔てるサッシがせっかくフラットなのに、
明らかにくっきりと色の違いがそこで出てしまっていたせいか、
残念ながら上記に記載した部屋を広く見せる視覚効果を感じることは出来ませんでした。
間取りの違いももちろんありますが、
「久恵ちゃんの家の方が広い・・・。思っていたより狭く感じる」と
ボヤかれた時には内心ハラハラしてしまいました。
姉のテンションの沈み方が心配だったので、
何か姉の気持ちを救えることはないかと思い、
この話を営業マンに話したところ、それは「あるある」だと言っていました。
家具も何もないところに入った時、同じように感じる方が多いそうです。
「これから引渡しが近付くにつれ、家具をどうしようとか
あれを置きたいこれを置きたいと考えているうちに、
その気持ちもきっと和らいでくるよ」と教えてもらいました。
その日家に帰り、姉の心境はよくある話だということや
営業マンから聞いた話を姉に伝えました。
私の話を聞いてもその時は「うーん・・・」と言っていた姉ですが、
営業マンから聞いた話の通り、私の姉ももれなく「あるある」話の一員になったようです。
「ベッドはどこで買った?〇〇のベッドフレームにするか、
△△にしようか迷ってるんだ」
「今、照明を〇〇で買うか、△△にしようか迷ってるんだ」と
ここ数日は逐一相談の連絡が入ってきます。
「狭い」とボヤくことがなくなり、私としては一安心。
まもなく入居日がやってきます。
姉が心地よく住めることを影ながら願う妹でした。