2015年06月08日
営業活動日記 「根拠のある言葉、それが安心につながります」

皆様、こんにちは。西村友里です。

昨日、これから一人暮らしをされるお客様をご案内いたしました。
地方出身の男性で、これから社会人1年生になるお客様です。
大学が都内だったことと、横浜が大好きだというお客様だけあって、
中区界隈は、あちこち歩かれており観光名所などもご存知でした。

しかし、住む場所となると話しは別です。
私なりに勤務先までの距離や、生活し易い環境をセレクトし、3件のお部屋をご案内させて頂きました。
その内の1件が気になっている様子でしたが、お客様の気持ちの中には決めかねている部分がありました。
「大学のときの部屋探しも迷ってしまい、1ヶ月くらい時間がかかった」とおっしゃっていました。

今回、決められない理由は、勤務先とお部屋との距離でした。
お客様いわく、「出来ればもう少し勤務先に近いエリアがいい。自分は朝が弱くて目覚まし時計を
10個かけて寝ているが起きられない。」といわれ、その言葉に思わず納得してしまいました。
そして、思い出したようにチラシを出されて、「自分でもここに来る前にインターネットで調べて
みたのですが、ここはどうでしょうか。」といってチラシをみせて下さり、
「ここなら勤務先に近いので見てみたい」とおっしゃられました。

もちろん、他社の物件であっても弊社でご案内は可能です。
しかし、お客様が手にしていたチラシのお部屋は、横浜では「治安が悪い」といわれている
エリアでした。
私は町名を聞いただけで驚きましたが、同席していた弊社代表はとても冷静でした。
「この町は、確かに昔は治安が悪く、汚い街でした。地元の方々は敬遠して近づこうとしませんでした。
しかし、現在は街がきれいになり治安も良くなりました。ただ昔のイメージが根強く残っているため、
町名を聞いただけで却下されるお客様は少なくありません。」

そして、代表は私に「地図を出して、地番は?」と質問され、場所をお伝えしたところ、
地図を見ながら、「○○マンションの並びですね。このマンションは分譲マンションでグレードが高いため、
弊社のお客様でも何人かお住まいになられています。今まで売却や購入のお取引を何件も行ったことが
あります。このマンションの並びであれば、問題はありません。」等と説明をされておりました。

それでも私が偏見をもっているような顔をしていたら、お客様の目の前で
「貴女は何を勘違いしているのですか。このエリアにお住まいの方は、確かに仕事が無い人や生活保護を
受けて生活をされている方が多く住んでいます。その理由は、簡易宿泊所など賃料の安いお部屋が
たくさんあるからです。この方たちが犯罪を犯すことはありません。そのようなニュースが流れていたり
事件がありましたか?」と強い口調で私にいいました。

そして、お客様と私に向って、「西村がご案内しますので、実際に現地をご覧になられた方が良いですよ。」と、
おっしゃられ、すぐに私がご案内をさせて頂きました。
町はとてもきれいで、マンションはこの町の入口にあるため、悪い印象は受けませんでした。
また、お部屋は7階部分の角部屋で、室内はとてもきれいでした。
オートロックで管理人さんもおりますし、一番の魅力は勤務先まで徒歩6分の好立地であることです。
お客様はとても 喜ばれ、お申込をされて満面の笑みで帰って行かれました。

また、お客様は新車を買われたため、駐車場も探しておりましたが、このマンションに空きがあり、
敷地内の駐車場も借りることができました。附帯している駐車場のため、駐車場代も安く抑えることが
できました。
お客様がお帰りになられてから、代表が私に話して下さったことがあります。
「このマンションの賃料査定は、先方の不動産会社の査定ミスである。町名だけで判断して賃料を安くしたのだろう。
そのぶんお客様は本当にラッキーだ。」とおっしゃっておりました。

私も町名だけで勝手に判断して、今までこのエリアを案内することを控えておりましたが、
それだけで判断してはいけないということを身にしみて感じました。
先ずは、自分で見て確かめてから判断することの大切さを改めて学びました。

今後はこのようなことがないよう、気を付けてまいります。


 

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