
皆様、こんにちは。不動産鑑定士の松本智治です。
私事ではございますが、来たる6月22日(月)に、
東京お茶の水にあります東京ガーデンパレスにおきまして、
事業用オフィス賃料に関します、鑑定評価理論を踏まえた
賃料セミナーを開催致します。
セミナーの主催は、綜合ユニコム株式会社様です。
首都圏をはじめ、大阪、名古屋、福岡などにおきましては、
ビル・グレードが比較的優れるものについては、賃料を増額する傾向が
見られはじめております。
この判断需要に合わせ、適切な賃料水準がどの程度にあるか、
鑑定評価のスキームを用いまして、ビル・オーナー様やビル管理会社様、
あるいは、事業用不動産を保有・運営されておられる
不動産投資ファンド会社様向けのセミナーとして構成をしております。
賃料に関する鑑定評価のスキームはさまざまありますが、こと、継続賃料に関する鑑定手法としては、
「利回り法」、「スライド法」、「賃貸事例比較法」、及び、「差額配分法」の4手法があります。
これら複数の鑑定手法を適用し、各々試算した賃料額を関連付けて、鑑定賃料評価額を決定して参ります。
このうち、賃貸事例比較法の適用に際しましては、自分なりの評価スキームとしまして
統計学における回帰分析の手法を用いています。
具体的には、単回帰分析における区間推定論、並びに、重回帰分析におけるヘドニック・アプローチ論と
言われるものです。
マーケティングに関する領域において、ビッグ・データの統計解析が取り沙汰されている昨今、
不動産評価におきましても、さまざまなデータを活用して不動産の経済価値たる価格及び賃料額を、
科学的に分析・検証したいと考えています。
ひとつひとつの個性が強い不動産というものを判断・評価するためには、
やはり、永年の勘と経験によるものが不可欠ではありますが、それら人の判断基準と併せて、
科学的検証術を用いた手法により、その両面性において不動産の価値を判断していくことこそ、
これからの時代において必要とし、求められるものであると考えております。
※詳細に関しましては、弊社HPの新着情報をご覧ください。