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皆様、こんにちは。井上久恵です。
数日前に受けた電話があまりにも衝撃的だったので、
今日はそのことについて書かせて頂きます。
一般的に会社によってルールはまちまちだと思います。
私は前職も不動産の営業事務をしておりました。
その会社では1年に1度、抜き打ちで内部監査が入ります。
社内ルールが非常に厳しく、必要な書類が不足していたりルールが守られていない場合は、
それが例え営業マンのミスであったとしても、営業マンはおろか店舗の責任者でもなく、
事務だけが別室に呼び出され、まるで「これらの事態は、全て事務の責任」とでも言うように叱責されます。
ルールを守ることはもちろん大切です。それが当たり前だということはきちんと理解しています。
常に抜き打ち監査を恐れていた私たち事務は、いつも社内ルールが頭から離れませんでしたが、
他の業者や社内の営業さんからでさえ同じように理解を得るのは難しかったです。
「えー、その書類って本当に必要なの?」と言われたこともありますし、
そういう態度をされたことも多々ありました。
柔軟に対応することが、仕事を円滑に運ぶ方法だとその時学びました。
さて、私が受けた電話の話に戻ります。
まさに先日受けた電話が、「それって必要なの?」と他社の男性営業から
ドスの効いた声で、あからさまに嫌そうな態度を取られました。
弊社としては必要な書類であった為、前もって提出をお願いしていた訳です。
さらにこの営業から、威圧的にも聞こえる調子で、
「今までうちはそういう書類出したことないよ。おたくだけじゃなくてね。」と、
「提出したくないし、する気もない!」という態度を取られてしまいました。
会社同士のルールのぶつかり合いは、これまでにも経験があります。
どちらかが引かねば、話が前に進みません。結局こちらが折れる形となりました。
その途端・・・!
「あ、大変恐縮でございますぅ。それでは書類を発送させて頂きますので、
お忙しい中恐れ入りますが、宜しくお願い致しますーぅ」
と、先程までの声色を変え、女性のような高い声で、且つ低姿勢に豹変したではありませんか・・・!
文章で書くとうまく伝わらないのが非常に残念なのですが、
私が今まで経験してきた中で一番の豹変ぶりでした。
「あなた、態度が露骨すぎでしょう!」
と私が相手に言ったかというと、言えるはずは無く、グッとこらえました。
電話を切ったあとすぐに、「手のひらを返す」という言葉が脳裏にぱっと浮かんだのでした。