皆様、こんにちは。山口幸夫です。
シリーズ「万人幸福の栞」の全貌。
今日は、全17項目の第11項「物はこれを生かす人に集まる」を
ご紹介させて頂きます。
万人幸福の栞 第10項「物はこれを生かす人に集まる -万物生々-」
「物は死んでいるのではなく、人と同じように生きている。
だから大切に使うと持ち主のために喜んで働き、
粗末に扱えば反抗したり、ときには喰ってかかる。
とりわけ物を象徴し、すべての財を具象した金銭は、もっとも敏感な生き物である。
金銭はその人の努力に比例し、欲心に反比例して集まってくる。
物はこれを愛する人によって生み出され、これを大切にする人のために働き、
これを生かす人に集まってくる。すべて生きているからである。」
※以上、抜粋です。
物に声を掛けることにより、物の動きが変わったり、壊れにくくなるという話をよく聞きます。
例えば、電気カミソリに「いつもしっかり動いてくれてありがとう」と言ったら本当によく剃れるようになった。
愛車を運転する前に「今日もよろしく」等と声を掛けていたら、故障をせずに長年乗ることができたなど、
科学では解明できないような出来事は数多くあります。
ある本で、お金は明確に意思を持っているということを読んだことがあります。
お金にとって財布は住まいです。
住まいである財布の中を常に整理して、レシートなどお金以外のものを入れないようにすること。
また、買い物をしてお金を支払う際には「いってらっしゃい」、お釣りをもらった時には「おかえりなさい」と
声を掛けることで、お金周りが良くなると書かれていました。
人間関係も同様です。
挨拶を率先して元気に明るくできる人は好かれますし、挨拶も満足にできない人は、
その人の人格さえも疑われることでしょう。
人も物も、「感謝」をする気持ちが言葉となって表れたとき、相手に思いが伝わるのです。
それほど言葉に出して挨拶を交わしたり、感謝を表すことが大切であると思います。
「物が生きている」ということをいつも忘れずに、大切にして参ります。
次回の第12項は、「捨我得全」です。
どうぞご期待ください。