
皆様、こんにちは。井上久恵です。
前回の日記の続きです。
分からないことがあるとすぐに調べないと気が済まない私は、
例によってイチョウについて調べてみました!
まず、日本大通りをはじめ、横浜山下公園通りや周囲の幹線道路には
イチョウの木が植えられています。
この辺りを歩いていると、確かによくイチョウの木を目にします。
調べてみて一番最初に分かったことは、イチョウは横浜の「市民の木」として
制定されているということでした。
「知らなかった・・・!どうりで!」というわけです。
特に、山下公園沿いの横浜山下公園通りには約200本のイチョウが植えられていて、
「日本の道100選」に選ばれているそうです。
また、長い歴史もあります。関東大震災後のがれきや焼土を埋め立てて造成された山下公園。
ここのイチョウは復興事業により1928年からイチョウが植えられたそうです。
樹木が生長するには厳しい環境だったそうですが、
現在では立派に成長し風格あるイチョウ並木として、観光名所の一つとなりました。
前編でも触れましたが、イチョウの紅葉に付いて回るのが銀杏の異臭です。
(横浜に限らず、川崎や大阪、海外ではソウルなどでも問題になっているそうです。)
イチョウの木というのは一般的な樹木と異なり、雄株と雌株があります。
雌雄の見分け方については諸説あるそうですが、実際は、「花が付くまで分からない」というのが専門家のお話です。
イチョウを植えるのは、一種の博打のようですね・・・。
日本大通りのイチョウは、雄と雌のそれぞれが植えられていますが、
これは「分からなかった結果」だとインタビュー記事に書いてありました。
中には、まったく銀杏が落ちないイチョウ並木もあります。
それはなぜか・・・?
答えは、もともと雄だと分かっているイチョウの木から雄のクローンを作り、
それを植えているからだそうです。
自分で調べて自分で言うのも何ですが、この機会に学ぶことが出来て良かったです。
お客様をはじめ、遠くに住む家族や、姉弟、友人にこの話をしながら街を案内することが出来ます。
歴史や名所の所以を知って町を歩くと、いつもの景色が違って見えます。
横浜にいらっしゃる際は、是非いつもより目線を少し上げて歩いてみてください。