2015年10月03日
営業活動日記 「どちらか一方ではなく、双方が喜ぶ仕事を心がけること!」

皆様、こんにちは。西村友里です。

本日お客様をご案内させて頂いたいくつかのマンションの内、
現在空室が2部屋あるマンションがございました。
その内の2部屋とも似たような間取ですが、階数が違う関係で、
1部屋はお客様のご希望より少し賃料が高かったため、
当初ご案内予定のお部屋からは除外されておりました。
「見るだけ見てみたい」というお客様のご要望により、
急遽このお部屋もご案内することになりました。


1部屋目をご案内し、階を上がって、もう1部屋の玄関扉を開いた途端、
その部屋はカビの臭いが充満しておりました。
長期間空室のお部屋は、トイレやキッチンの排水管からの悪臭がします。
その理由は、普段は排水管に溜まっている水が、悪臭が上がってくる蓋の役割をしておりますが、
長期水道を使用しないことにより、溜まっている水が蒸発してしまい、蓋の役目がなくなるため、
悪臭が上がってくるからです。
よって、こちらのお部屋が長期間にわたり、空室であったことは明確です。

入居時期は、即可能と募集チラシに記載がありますが、クロスは至る所が汚れており、
窓の桟はペンキ部分がひどく剥がれており、下の木部が見えておりました。(添付写真上部が、窓の桟の写真です)
私はてっきり、募集チラシに記載してある内容が間違えで、
まだ内装工事が終わっていないのかと思い、管理会社に確認したところ
「オーナーが現状のままで貸すとおっしゃっているので、そのままになります。」との返答でした。
クロスも窓の桟もかなり傷んでいるのに、新しい入居者様にそのままの状態で貸すということは、
いくらオーナー様の所有とはいえ、賃料を頂く以上は考えなければならないことだと思います。

こちらのお部屋に限らず、以前ご案内をさせて頂いたお部屋でも同様なことがあり、
クロスやカーペットが汚れたままでしたが、現状で貸すとのお話でした。
(添付写真下部が、汚れたままのカーペットの写真です)
設備や眺望がとても良かったお部屋でしたが、借主様の気持ちはいっきに失せてしまいました。

オーナー様はご自身で住むわけではないので、汚れていても気にならないのかもしれませんが、
これから先、何年も住むことになる入居者様にとっては、やはり清潔感のあるお部屋に住みたいのは
当然のことです。

クリーニングやリフォーム費用がかかるため、オーナー様のお気持ちもわからなくはありませんが、
入居者様から毎月賃料を頂くのですから、最低限の商品化はオーナー様の義務です。
本来であれば、プロである不動産会社がしっかりオーナー様にお話すべきことですが、
仕事を頂いているから余計な反論はできないとでも思っている会社が多いのでしょうか。
はたまた、そんなことは関係ないとでも思っているのかわかりませんが、このような現実が多く見受けられます。


私もよく代表から似たようなことを指摘されます。
それは、「管理や募集をお任せ頂いているお部屋の賃料が高すぎて決まらないのであれば、
相場や市場をよく知っている私たちが、オーナー様に対して根拠を示す資料をもとに、
お部屋が早く決まるような提案をしなければならない。空室のまま平気な顔をしているようでは
プロとはいえない。どうすれば決まるのかを考え、任せて頂いた以上は早期に空き部屋を
埋めることが重要なのだ。」と。

また、「貸す側と借りる側、売る側と買う側、どちらかが我慢するような仕事をしてはならない。
双方が喜ぶ仕事をして、初めてお客様に満足を与えるのである。」
これが代表の考えであり、スタッフに常に言い続けている言葉です。

私も、お客様にご満足頂ける仕事を、今後も心掛けて行動して参ります。

 

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