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皆様、こんにちは。井上久恵です。
9月のある日、会社に一通の通知文が届き、
手紙を開封した私はその場で凍りつきました。
それは、神奈川県宅地建物取引業協会からの「実務指導実施の通知文」でした。
私は前職も不動産事務として5年間働いていました。
その会社では年に一度、抜き打ちで内部監査が入ります。
監査室の方たちは、女性男性問わず皆黒いスーツで身を固め、
5,6人がエレベーターから出て社内に立ち入ってくるとき、
センターは大騒ぎになります。(騒いでも仕方がないのですが・・・)
監査室の「ガサ入れ」は書類に始まり、パソコンや消去したはずのメールまで
掘り起こされ、1日掛かりで調べあげられました。
前職の事務員たちは、この抜き打ち内部監査で良い評価を得るために、
日々血眼になって書類を作成したり整頓したりしていました。
この思い出が真っ先に頭をよぎり、私を凍りつかせたわけです。
宅建協会の査察は初めてだったので、慌てる私を
いつもドンと構えている代表はなだめてくれました。
実務指導の項目が通知文に記載されていたので、
実施日の数日前から少しずつ準備をして、いよいよ当日を迎えました。
宅建協会の調査員から言われたもの全てを提出し、チェックを受けました。
結果、前職のような1日掛かりの「ガサ入れ」ではなく、
最重要項目をチェックするという短時間でシンプルに終わるものでした。
指摘事項を頂きましたので、「今後は注意して、実施していくようにします」と宣言し、
実務指導は完了しました。
なんとこの日、私の胸をさらになでおろしてくれる出来事がありました。
先月、手続きを行った宅建業の免許更新手続きが、大きな不備も無く
県の方で無事通過し、免許証番号が更新された免許証が会社に届いたのです。
代表の喜んだお顔を見て、やっと安心することが出来ました。
私の仕事の中で、今年の仕事の中でこれは最も重要な課題だったからです。
手続きが終わっても、「更新された」という結果が出るまでは安心できませんでした。
やり遂げた結果、代表の喜ぶお顔を見ることができて、私もとてもうれしかったです。
スーパー事務を目指す私にとって、どちらも勉強をさせて頂く貴重な機会となりました。
全てが落着した、緊張から開放された忘れられない一日でした。