
皆様、こんにちは。井上久恵です。
皆様は「〇〇の秋」と言えば、何が当てはまりますか。
秋本番に向け、既に何かを企画している方もいらっしゃるかもしれません。
今週の月曜日、私は少しはやめの秋の風情を味わってきました。
社内研修で群馬県吾妻郡という山中へ行って参りました。
東関東ではよく栃木県に行くのですが、群馬県は初めて足を踏み入れる地でした。
色々と「初めてづくし」の旅になったのですが、残念ながらこの日記では
書ききれないので、中でも貴重な体験だった「そば打ち」について書かせて頂きます。
皆様はご経験がありますでしょうか。
お蕎麦は好きで、今までは食べる専門でしたが、
この日はそば粉を混ぜるところから始まりました。
そば粉8に対して小麦粉が2の割合、「ニ八(にはち)蕎麦」を作りました。
①粉の入ったこね鉢に約200ccの水を注ぎます。
8の字を書くように手の表面で水と粉を混ぜ合わせて行きます。
指を使って混ぜると指に粉がくっついて取れなくなるので、
「水に触れるのは粉だけ」というイメージで混ぜていきます。
②さらに100ccほど水を加え、混ぜ合わせます。
粉っぽさが無くなり、一粒一粒大きな塊となってなります。この時も手早くさっくり混ぜることを意識します。
③最後に100ccの水を入れると、生地に粘りと固さが出てさっと一塊になりました。
ここで初めてコネ作業となりますが、これが思っている以上に力を必要とする仕事でした。
親指の付け根あたりにぐっと力を入れて、生地をこねます。
④こねあわせた生地を丸くまとめ、小麦粉を降り、麺棒で伸ばしていきます。
まな板(のし板)の上で生地を伸ばしてはくるっとまわし、伸ばしてはまわし、
薄く大きく伸びた生地を最後はパタンパタンとたたみます。
⑤小間板という板を仕切板にして麺を細く切り、これでそば打ちは完了です。
スタッフ全員で順番に作業し、全工程は1時間で終わりました。
蕎麦のゆで時間は麺の細さによりますが、1分~2分だそうです。
蕎麦を打ちながら、お菓子作りの工程に似ているなと感じました。
クッキーやケーキなどの粉ものは、レシピに必ずと言っていいほど「サックリ混ぜる」と書いてあります。
ぐちゃぐちゃ混ぜたりこねまわしたりすると、出来上がりがカッチカチになるか、
ふっくら仕上がらないかどちらかです。
さて、お昼時に全員で作った蕎麦を茹で、ざるそばにして頂きました。
包丁が不慣れなスタッフが切った太い麺と、上手に切れた細い麺。
時間を掛けて打った麺のコシは、それはそれは・・・すごいものでした。
「ツルっとしたのど越し」とも言えませんでしたが、みんなで作ったという達成感と
満足感を噛みしめ、たっぷり「味わう」ことが出来ました。
いつもは写真を中心に撮るのですが、この時は動画も撮影しておきました。
その日がいつ来るかは分かりませんが、いつか「蕎麦を打ちたい!」と思った時に
復習できるよう要所要所を動画撮影していたのです。
またみんなの声が入っているので臨場感もたっぷり伝わってきます。
貴重な体験とスタッフ全員と共有できる楽しい思い出が作れたことに感謝しております。
紅葉がはじまった群馬の山々の景色と2日間の思い出が、私の秋になりました。