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皆様、こんにちは。西村友里です。
本日、オープンルームの開催が終わった後、
現場近くにある駄菓子屋さんへ立ち寄りました。
このお店は、おばあちゃまがお一人で経営されており、
一軒家の1階が駄菓子屋さんになっています。
お客様がいない時は電気を消しているため、ここに駄菓子屋さんがあるとは気付きませんでした。
偶然、自動販売機を探して通りかかり見つけたお店です。
通りから奥まった場所にあるため、電気が点いていたとしても目立ちませんが、
おばあちゃまのお人柄から、地元の人に愛されている隠れ家的な駄菓子屋さんなのだということが
わかりました。
おばあちゃまとの話が盛り上がったこともあり、ついつい子供の頃には考えられなかったほど
大量に駄菓子を買ってしまいました。
駄菓子は子供だけでなく、大人も惹きつけられてしまう魅力があります。
昔を思い出すからなのでしょうか。
いろいろな種類の駄菓子を見ているだけで、思わず笑顔になります。
駄菓子屋のおばあちゃまには、お孫さんが8人いらしゃるそうで、
一番下のお孫さんは、来年成人式を迎えられるとのことでした。
近所でマンションの販売会をしているという話から、景気の話になりました。
大学を卒業して社会人2年目になるお孫さんが、「ばあば、働くって大変だね。
欲しいものはいっぱいあるけど、お金が溜まらない。」と嘆いていたそうです。
おばあちゃまがおっしゃるには、「皆、『貯金』、『貯金』でお金を使う人が減ってきた。」そうです。
また、消費税が上がったときには、お菓子を買いに来た近所の子供から
「おばあちゃん、お菓子の値段変わったの?お小遣い(親から)余分にもらうわないといけないじゃん。
困るよ。」と言われ、おばあちゃまも困ってしまったそうです。
このような会話をきっかけに、景気について考えてみました。
10月2日に掲載された「NHK解説委員説」の記事で、今井純子解説委員が以下のように述べていました。
政府は、今年度の日本経済について、
▼ 円安や好調なアメリカ経済を背景に、輸出が増える
▼ 賃金が増えて、消費も増える。
▼ さらに、設備投資も増えて、1.5%の成長率を達成する
という明るいシナリオを描いていました。
ですが、実際はどうなっているかというと
▼ 輸出は、今年に入ってから、大きく減っています。
▼ そして、消費も一向に増えていません。今年の春以降は、減少する傾向が続いています。
こうした結果、4月から6月のGDPは、マイナス成長に落ち込みました。
政府が描いていた経済回復のシナリオに、明らかに狂いがでてきているようです。
『海外 ~ 中国経済の減速』
最大の要因は、中国経済の減速です。
中国政府は、4月から6月の経済成長率について、中国が目標としている7%を達成したとしています。
ですがアジア開発銀行は、9月に今年の中国の成長率の見通しを、3月の時点での見通しより、
0.4ポイント引き下げ、6.8%としました。
中国経済は、政府の発表より、かなり悪く、経済の減速は続きそうだという見方が広がっています。
日本から中国向けの輸出数量は、8月には、1年前より9.2%と大幅に落ち込みました。
『国内 ~ 食品の値上がり』
一方、国内を見てみますと、食料品の値上げが消費の足を引っ張っています。
確かに、8月の全国の消費者物価は、エネルギー価格が下がったことから、2年4か月ぶりに下落しました。
しかし、生活に欠かせない食料品についてみると、値上げの動きが相次いでいます。
これに対して、物価の影響を除いた実質賃金は、7月を除くと、今年もマイナスの傾向が続いています。
こうしたことから、消費者庁が毎月行っている調査では、「この先、支出を減らす」と答えた人が、
9月には、54.8%に達しました。去年の消費増税直後に次ぐ高い水準です。
特に、何の消費を減らしたいかという問いに対しては、食料品と答えた人が70%を超え、
食料品の値上げが、消費者の節約志向につながっていることがうかがえます。
中国は、リーマンショック後の巨額の経済対策の結果、地方政府の借金と過剰な設備が膨れ上がり、
中央政府が経済対策を打ち出しても、思うように効果があらわれなくなっているという指摘もでています。
もし、中国経済がこれ以上冷え込む事態になると、東南アジアの新興国にも影響が広がる。
そして、日本からの輸出だけでなく、現地で活動している多くの日本企業の業績に深刻な影響がでかねません。
さらに、国慶節を迎え、今、日本で大量の買い物をしてくれている中国からの観光客が今後減る心配すらでてくる
とのことでした。
これらのことを鵜呑みにすると、将来に対してとても不安になりますが、
弊社代表は、「2020年のオリンピック開催まで不動産業界の景気は続く」といいます。
代表の言葉を信じて、私は私で、明るい未来を迎えられるように、今を頑張って参ります!