2017年10月09日
営業活動日記 「日本語の難しさ」

皆様、こんにちは。西村友里です。
 先日、幼児教室を開業されるお客様のご契約が無事終わりました。
 お客様は、同じ業種のお仕事を10年ほど経験されて、
 独立をされました。
 とても優しくお綺麗な方で、ご年齢よりも相当お若く見えます。

パイロットをされているご主人様がおりますが、
奥様はご自分の力で頑張りたいというバイタリティ溢れる女性です。
ご契約には、スポンサーであるお母様とお姉様、そして姪御様も
一緒にお見えになりましたが、皆さんお綺麗な方ばかりでした。
 
契約は、貸主業者にて行いました。
重要事項説明や契約書の内容説明を担当者の隣で拝聴しておりましたが、
1点気になる点がありました。
それはこの日に限ったことではなく、他の業者でも気になっていたことです。
 
建物の構造でよく出てくる「陸屋根」についてですが、私はずっと弊社代表の
重要事項説明を聞いているため、「ろくやね」と読むことは知っていました。
売買の担当者は「ろくやね」と読みますが、賃貸の担当者は「りくやね」と読んでいる人が多く見受けられます。

今まで気になってはいたのに、自分できちんと調べていなかったため、
これを機に調べてみました。
 
◇陸屋根とは?
 陸屋根とは、一般的な戸建住宅の瓦葺き、スレート葺などの屋根に見られる
 屋根勾配がほとんどなく、屋上部分がほぼ平面状になっている屋根のこと。
 以前は陸屋根構造の建築物と言えば、オフィスビルやマンションなどの
 中規模以上の鉄骨造陸屋根の建築物や、商業施設、商業ビルなどに
 採用されているのが主流でした。
 しかし、近年では戸建住宅でも陸屋根構造の建築物が増加しており、陸屋根部分を活用した
 屋上庭園や太陽光発電用のソーラーパネルを設置した戸建て住宅が多く見られるようになってきました。
 
◇陸屋根の読み方は「りくやね」「ろくやね」どちら?
 陸屋根の読み方は、古くは「ろくやね」と呼ばれる事が主流であったが、
 現在では「りくやね」「ろくやね」どちらの読み方でも問題ありません。
 陸屋根の陸という文字は「平らな」という意味があり、勾配のある一般的な屋根は
 陸屋根に対して「不陸」と呼ばれています。
 この「不陸」の読みは「ふりく」と読み、「ふろく」とは呼ばない為、「りく」という読みが
 適切に思えるという考え方もあります。
 しかし、広辞苑などの辞書では「陸屋根(りくやね)」と調べると「陸屋根(ろくやね)」の解説へ進むことから、
 基本的な読み方は「ろくやね」と考えておいて間違いはありません。
 (参考:ちょっと気になる陸屋根の基礎知識 http://xn--ogto1zzp1b.com/article/001.html)

また、競売(けいばい)についても同様です。「けいばい」という人と「きょうばい」という人がいますが、「けいばい」は法律用語で
「きょうばい」は一般用語です。
法律の専門家の間では、「けいばい」と呼ばれています。弊社代表も「けいばい」と言います。
どちらも間違ってはいないため、特に問題はありませんが、いずれにしても、あやふやなままでいるよりも、きちんと知ることが出来て良かったです。

私も早く宅地建物取引士の資格を取って、自分で説明ができるようにならなければと
痛感しました。

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