2015年12月24日
営業活動日記 「オープンハウスの現場設営」

皆様、こんにちは。山口幸夫です。

昨日は祝日ということもあり、お客様のご案内がありました。
一戸建を購入希望のお客様で、地域限定で探されているため、
中古戸建を中心に3件ご案内いたしました。

そのうちの1件は新築戸建でしたが、現地に到着したところ、
他社がオープンハウスを開催しておりました。
敷地内の駐車場に車を止めて、お客様と一緒に先ずは外観や隣地の確認をしながら
ご覧頂きましたが、オープンハウスを行っている建物の中からは誰も出てきません。
誰もいないのかなと思いながら玄関ドアを開けると、鍵はかかっておりませんでした。
「こんにちは」と挨拶をすると、ようやく奥から担当者が出てきましたが、
車が敷地内に入ってきたのに、知らん顔をしている態度に違和感を覚えました。
弊社の社用車がカローラだから、不動産会社だと判断したのかもしれませんが、
一般のお客様の可能性もあるのですから、対応する姿勢は必要です。

建物内も同様でした。
新築物件なのにステージング等は一切されておらず、接客に欠かせないテーブルや椅子さえも
設置がありませんでした。
かろうじて温風ヒーターは置いてありましたが、お客様のためにというよりも、現場の担当者が
自分のために準備してきた物のような気がしました。

オープンハウスは、お客様がご来場されたときに、いかに着座していただけるか否かで
結果が決まります。現地にテーブルや椅子の準備もなくて、お客様が来場された時に
どうやってお客様を接客するのか不思議に思いました。

このような業者ですので、当然ではありますが室内の掃除などしておらず
隅々にホコリが落ちていたり、照明が点いていない部屋もありました。
また、網戸や窓も片側に寄せておらず、中途半端に開いた状態になっているところもあり、
本当に売る気があるのか疑問に思う光景でした。

弊社でオープンハウスを実施する場合には、前日までにしっかり掃除を行います。
もちろん、開催時の朝もあらためて掃除を行ってから開催いたします。
また、商品化のためにステージングを行い、お客様の第一印象を良くするために
お客様の目線などを考え、備品の配置などを行います。
窓や網戸の位置も、どちら側に開けておいたほうが景色がきれいに見え、
お部屋の印象が良くなるかまで考えています。

この業者はオープンハウスに力を入れているようで、他の現場でもオープンハウスを行っている
姿をよく見かけます。
しかし、せっかくのオープンハウスも準備が出来ていなければ、成果にはつながりません。
時間と費用が無駄になるだけです。
お客様が来場された時が唯一のチャンスですので、そのためにしっかりとした準備が必要となります。
人の振り見てではありませんが、自分たちがいつも行っている準備が、どれだけ重要なことなのかを
再認識する機会となりました。


ご案内の結果、お客様は売主様がまだお住まいの戸建を気に入られました。
こちらのお住まいは、大変きれいにお使いになられており、売主様がとても大事に住まわれていることが
よく分かるお家でした。大切にお住まいのお家は、買主様にもその気持ちが伝わり、よいイメージを持たれる
要因となるのだと思います。

お客様のご案内を通じて、またひとつ勉強になりました。

 

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