
皆様、こんにちは。西村友里です。
先日、東急東横線「元住吉」駅から「新丸子」駅周辺でお部屋をお探しの
お客様をご案内するため、初めて元住吉に行ってまいりました。
元住吉は、渋谷と横浜のほぼ中間に位置しており、
都内に出るにも横浜に出るにも、電車で約20分というアクセスの良い立地です。
元住吉駅を出ると、4匹の動物が縦に重なっているオブジェがあります。
そのオブジェは、ロバの上に犬、その上に猫、一番上に鶏がのっているため、
すぐにグリム童話「ブレーメンの音楽隊」に出てくる動物たちのオブジェだと気付きました。
元住吉の駅前は、両サイドに商店街が広がっており、「ブレーメン通り」という名前のアーチが
掲げられていました。
ブレーメンと元住吉がどのような関係なのかが気になり、早速調べてみました。
以下、「モトスミ・ブレーメン通り商店街」のホームページから抜粋したものです。
2002年、モトスミ・ブレーメン通り商店街青年部の有志3人で「ブレーメン・バンド」という
音楽バンドが結成されたのが始まりです。
同年、商店街恒例・グリューワインサービスが行われるクリスマスコンサートで初演奏を行い、
商店街より正式に認められ、全国でも例を見ない商店街所属の音楽団体となりました。
その後、商店街で働く何名かが加わり、仲間が仲間を呼んでいつのまにか大所帯に。
現在はビッグバンド編成となり、ブレーメン通り商店街を本拠地に、駅中コンサート、街角コンサートをはじめ、
商店街のイベントで活躍しているほか、吉野町市民プラザ、川崎市国際交流センターでの定期演奏会などで
活動中です。
2011年には、ついに友好提携を結ぶドイツ・ブレーメン市のロイドパサージュを訪れ、
大勢の聴衆の中で記念演奏を行いました。
1組の音楽バンドが結成されたことにより、街全体が「ブレーメン」に染まっていったということが分かり、
とても驚きました。
「ブレーメンの音楽隊」のあらすじがどのようなものか簡潔にまとめてあるサイト(http://arasujikun.com/)が
ありましたので、参考までにご覧ください。
あるところに、人間に飼われたロバがいました。
そのロバが年老いて、仕事の役に立たなくなったので、飼い主は餌を与えなくなりました。
ロバはここにいても死んでしまうだけだと思い、ブレーメンへ行って町の音楽隊に入ろうと考えました。
ブレーメンへ向かう途中で、猟犬が道に寝転がっていました。
ロバが理由を聞いてみると、猟犬もロバと同じく、年老いて猟に出られなくなったので
飼い主に撃ち殺されそうになっていることが分かりました。
そこでロバは、自分と一緒にブレーメンへ行って音楽隊に入ることを提案しました。
一緒にブレーメンを目指すことを決めた2匹が向かっていると、今度は猫が道端に座っていました。
何をしているのかと聞いてみると、猫も年老いてねずみを捕ることができなくなったので、
飼い主に水に沈められて殺されそうになっていると言いました。
猟犬の時と同じように、猫もブレーメンに誘いました。
3匹が進むと、今度は鶏に出会いました。
鶏にも理由を聞いてみると、飼い主に来客用のスープにして食べると言われたことを話してくれました。
3匹は鶏をブレーメンへ誘い、どこへ行っても生きて行こうと決意を新たにしました。
4匹は日が暮れる頃にようやく森に入り、そこで偶然泥棒の家を見つけました。
泥棒たちは中でご馳走を食べていたので、4匹は話し合いそのご馳走を奪うことに決めました。
犬がロバの背中へ上がり、猫が犬の上へ、鶏が猫の頭の上に飛び上がりました。
4匹は大きな鳴き声を上げて部屋の中へ突入し、その恐ろしい叫び声に驚いた泥棒たちは森の中へ逃げていきました。
ご馳走を食べ終えた4匹は部屋の明かりを消して寝ていました。
すると、家の様子を見るために泥棒の子分が帰ってきました。
泥棒は明かりをつけようとして、光っている猫の目を炭だと思い、マッチを当てたので猫は泥棒の顔を引っかきました。
泥棒は驚いて裏の戸から逃げ出そうとしましたが、そこに寝ていた犬が起きて泥棒の足に噛み付きました。
その後もロバに蹴飛ばされたり、はりの上から鶏に鳴かれたりと散々な目に遭った泥棒の子分は、
親分のところへ戻り「あの家には恐ろしい魔女がいる」と話しました。
それを聞いて泥棒たちは家に入る気をなくしました。
4匹は泥棒たちから奪った家が気に入り、その家から動こうとはしなくなりました。
今回のことをきっかけに、また一つ、地域について学ぶことが出来ました。
モトスミ・ブレーメン通り商店街は、全長約550メートルあり、約180店舗が集まる商店街です。
皆様も機会がございましたら、是非行かれてみてはいかがでしょうか。