2016年01月22日
営業活動日記 「慣習の違い」

皆様、こんにちは。西村友里です。

弊社には、様々な国のお客様が不動産をお探しにおみえになります。
本日ご案内をさせて頂いたお客様は、中国出身の留学生でした。
学校から電車で30分圏内のエリアでお部屋を探されていたため、
東京都杉並区の「荻窪」駅周辺で2件のお部屋をご案内してまいりました。
ちなみに弊社は横浜ですので、荻窪までは電車で1時間ちょっと時間が
かかります。

お客様は日本に来られて1年半足らずですが、日本語の勉強をするために、
日本に来られただけのことはあり、日本語がとてもお上手です。
日本には半年間だけ滞在する予定でしたが、中国よりも日本のほうが好きになり、
そのまま日本に住むことを決意されたそうです。

今年、日本語学校を卒業し、4月から観光を専門とした学校へ通学されます。
現在はアルバイトを掛け持ちで行いながら生活費に充てているため、
バイトの空き時間を利用してのご案内でした。
知らない国で言葉を学びながら部屋探しをする。
相当な覚悟がなければできることではありません。


ご案内の道中、日本に滞在した感想を伺いました。

◇敬語について
 日本語は敬語が難しいそうです。
 中国語には敬語がないため、悪気がなく使った日本語が間違っており、
 怒られたことがあったとのこと。
 例えば、以前アルバイト先の先輩に「ごめん」と言ったら、「俺はお前の友達ではない」と
 怒られたそうです。
 また、「お疲れ」ではなく、「お疲れ様です」、「ごめん」ではなく、「ごめんなさい」といった
 丁寧語の使い方も難しいとのことでした。
 私も言葉が上手に使えず、代表や上司先輩から注意を受けることが多いので、
 人事には思えませんでした。 

◇中国は高校まで恋愛禁止
 高校生のときは、女友達と一緒に並んで歩くのさえ禁止だったそうです。
 日本の学園ドラマを見て、とても驚いたとおっしゃっていました。
 中国では男性は22歳、女性は20歳にならないと結婚ができないそうですが、
 田舎に住んでいる人は18歳で結婚をしている人もいるようです。

◇マスクについて
 北京では空気が汚染されているので、マスクをつけている人が多いが、
 日本は空気が綺麗なのに、マスクをしている人が多い。
 また、風邪をひいている訳でもないのに、寒さ対策でつけている人もいるそうです。
 日本ではスッピン隠しや自分のコンプレックスを隠すために、マスクをしている人も
 増えていますが・・・。

◇大統領について
 日本では、一般の人がSNSなどに総理大臣の悪口を書き込んでも、
 よほどでないかぎり問題にもなりませんが、中国では考えられないことだそうです。
 つい先日、弁護士がSNSに悪口を書いて政府に捕まったとのことでした。


日本人にとって当たり前のことでも、外国の人にとっては不思議に思うことや
理解できないこともたくさんあると思います。
国によって慣習や生活スタイルなどが異なるため、他国の文化などを学ぶにも、
不動産業界はおもしろい業界です。

日本を好きになり、日本に住みたいと思って下さったお客様のためにも、
ご満足いただけるお部屋を探してまいります。
そして、もっともっと日本を好きになってもらいたいと思います。


 

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