
皆様、こんにちは。管理部の牛迫宣機です。
年頭の仕事始めの日に、弊社の代表より今年の当社のスローガンとして、
表題の「自分の役割を心得る」をモットーに行動しようとの訓話を頂きました。
各自、経験や能力に応じて「役割」が異なります。
この「役割」を、各自がしっかり理解することで、仕事の方向性や優先順位がわかるため、
やるべき「責任」が見えてくる。また、常に「自分の役割は何か」を考えることにより、
「これは本来誰の仕事なのか。」、「誰に報告をすべきことなのか。」など、互いの役割を
見つめなおす心の余裕が出るため、仕事が成功するのだというのが、代表の考え方です。
朝礼の前に、私はこのスローガンを再確認し、本日の行動予定を発表しております。
もう、何十年も昔の事ですが、当時私は銀座に在る「某広告代理店」に勤務しており、
昼と云わず夜と云わず、銀座を闊歩して居りました。
その頃の広告業界は、現在世界最大である「電通」と、ナンバー2の「博報堂」が業界に君臨し、
各社がその業績や行動を参考に、営業活動を行っていた時代です。
当時、「電通」には4代目の社長として吉田秀雄氏が居られ、吉田社長によって作られた「電通マン」
の行動規範、営業規範と言われる「鬼十則」が掲げられ、「電通マン」だけでなく、他の会社の
「アドマン」の営業規範となっていました。
今年「自分の役割を心得る」を再確認するに当たり、その「鬼十則」を久々に思い出しました。
私が当時規範としたのは、「十則」の内の第1則~第3則がメインでしたが、先日「鬼十則」を再確認し、
改めて業務の規範としようと思いました。
「鬼十則」
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
2.仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受身でやるものではない。
3.大きな仕事に取り組め、小さな仕事は己を小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げる処に進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きが出来る。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ。サービスとはその様なものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。
以上が「鬼十則」ですが、今でもこれを読むと、即役立つ「営業の規範」になっています。
今年はこれを再度目標に掲げ、頑張っていく心算でいます。