
皆様、こんにちは。西村友里です。
先日賃貸マンションをご案内したお客様が、弊社の管理物件を気に入って下さり、
お申込みをされることになりました。
このマンションのオーナー様と、ご契約の件で何度かご連絡をさせて頂く会話の中で、
宅地建物取引主任者の話になりました。
宅建の資格は、不動産業を行うのに必ず必要な資格です。
これを取得することにより、宅地建物取引主任者として重要事項説明ができますが、
資格を取得していない営業担当者は、重要事項説明を行うことはできません。
営業担当者として、お客様をご案内しお申込みを頂いたのであれば、
プロとして重要事項説明の作成ができ、なおかつお客様に対してご説明ができることは
当然のことです。
しかし、私の場合は資格を取るために何度か試験を受けましたが、散々な結果でした。
宅建の学校にも通いましたが合格することができず、今日に至っております。
オーナー様は、ご自身でも不動産業を営んでいるため、宅建の免許をお持ちです。
そのため、私に宅建を取るためのアドバイスを色々して下さいました。
まず、知識は実務を行いながら覚えているはずなので、試験の問題を覚えるように言われました。
理由は、試験問題自体が、逆説や転換などを使ったひっかけ問題が中には多いからだそうです。
問題文に慣れるには、模擬試験のようにゼミが作った最新の問題を解くよりは、
実際に宅建の試験で使われた「過去問」を解く方が良いとのことでした。
解いて間違えたところは、テキストに色をつけ、答えを覚えるのではなく、
なぜ解けなかったのかを考えるように言われました。
色をつけたところが、自分のウィークポイントだとすぐ分かることができます。
忙しくても一日2、3問覚えることはできるので、自分のためにどれだけコツコツと粘れるかが大切であると
教えていただきました。
オーナー様いわく、「世の中、宅建を持っていても活かせていない人が多く、ただの見栄で持っているだけの
人もいる。」とのことでした。
弊社の代表が講演で話す会話の中に、「日本の不動産業界の質が低いのは、ライセンスを持っていない
営業マンが、平気で営業を行っている土壌に不動産業界があるからであり、アメリカのようにライセンスを
取得しなければ、不動産営業ができないようにするべきである。
お客様の大切な財産管理を行っている営業マンが、プロとしてのライセンスを持っていないなんてあり得ない。」と
言います。
資格を取得しても、実務で活用できなければ、何の意味もありません。
また、それ以前に資格も持っていなくては、不動産を語ることなどできません。
活かせるようになるためにも、何が何でも今年こそは合格するよう努めます。