
皆様、こんにちは。西村友里です。
本日は、賃貸管理の部長に同行して、退去立合いに行って参りました。
賃貸のお部屋にお住まいの入居者様が、お部屋を解約して退去される際には、
お部屋のお荷物がすべて撤去された後に、「退去立合い」と呼ばれる
現地立合いを必ず行います。
この立合いは、入居者様と管理会社(またはオーナー様)が一緒にお部屋を
見ながら、使用状況の確認を行います。
弊社はこのマンションの管理会社のため、お部屋の状況を写真に収め、
オーナー様に報告する義務があります。
基本的には、入居者様が故意に傷をつけたり壊したものがあれば、
入居者様のご負担で修理、修復をして引き渡さなければなりません。
その場合の費用は、ご契約時に預けている「敷金」から相殺させて頂きます。
従って、この確認業務はとても重要になります。
また、退去立合いの際には、入居者様に確認すべき事項がございます。
①転居先の確認
大切な郵便物等が退去後に届いてしまった場合、お返しするためにも必要ですし、
転居後に何か生じて連絡をとりたい場合に、転居先を伺っておかなければ
連絡がつかないことがあるからです。
②振込口座の確認
基本的にお家賃は前払いのため、退去後に日割りで家賃や管理費の返金が生じます。
また、敷金の清算もありますので、振込口座の確認は必須です。
③光熱費等の手続き完了確認
電気、ガス、水道、電話、インターネット等の解約または移転手続き等を済ませたかどうかの確認。
お手続きを忘れている入居者様も多いため、必ず確認することが大切です。
④転居通知の確認
郵便局やNTTに、転居通知書または移転のお知らせを提出、依頼したかどうかの確認
郵便物が退去後のお部屋に届かないよう、1年間転送してくれるサービスがあることを伝えます。
これも初めて退去される方はご存知ないため、確認することが重要です。
このように、退去されるお客様にも細心の注意を払う必要があります。
今後新しい入居者様がお住まいになった際に、気持ちよくお住まい頂くためにも、
管理会社としての確認事項を怠らないことが大切であることを改めて学びました。
ひとつひとつの業務を正確に覚え、行動に移すことが重要であると気づきました。